月別アーカイブ: 2013年10月

日本銀行を大人の社会見学

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2013年10月31日

1カ月半ほど前でしたか、新聞で「日本銀行の見学ツアー参加者募集」の記事を見つけた家人が「行ってみない?」と提案してくれました。もちろん即座に了解し、インターネットで申し込んだところみごと当選。

 

なんでも、ガイドツアーというのは1年に1度しかないらしく、けっこうな人気だそうで、私たちは今日がその日です。

日本橋の三越本店に買い物に行ったときに目にはするものの、実際、その敷地・建物に入るのは初めて。集合時間より15分も前に行ったのに、もう100人近い人が集まっています。

3つのグループに分かれ、それぞれ決められた順序で見学するのですが、貴重な経験になりました。1億円の札束のボリュームも初めて体感し、想像以上の重さにびっくり。
いうならば“大人の社気見学”ですが、まだまだ知らないことがいっぱいあることを改めて自覚し、やはり長生きしなくては……と思ったしだい。

とりあえず、ガンを“卒業”!

2013年10月30日

5年前の6月に発見され8月に手術した胃ガン。

術後の経過を観察する規定の期間が過ぎ、その最終検査の結果が今日出ました。

担当に医師から告げられたのは「再発・転移の心配はない」ということで、とりあえず無事“卒業”です!

自分自身の体では、たぶん大丈夫だろうとは感じてはいましたが、やはり医師から太鼓判を押されるまでは、思い込みといわれても仕方ありません。

でも、実際に太鼓判を押されれば、文字どおり天に昇るような気持ちになるものです。

医師も、今日はそうしたことを告げる担当患者が私で2人目ということで、声もはずんでいました。そういう日はありそうで、なかなかないのだそうです。

もちろん、この日を迎えられたのも家人をはじめ、家族やまわりの人たちのおかげで、病気は本人ひとりだけではけっして治せないということを痛感します。

なかでも、37年連れ添った家人のサポートにはただただ頭が下がるばかり。

心から「ありがとう!」を叫びたい気持ちです。

これから先どれだけ感謝しても感謝しきれません。

AVEの一等車のサービスは日本より上

2013年10月9日
今日はセビリヤの最終日です。午前中はホテルのすぐ近くにある、目立たないのですが、味わいのある広場を見に行きました。

Photo_36ずっと探していたのですが、やっと見つけることができました。週末になるとノミの市が開かれるそうで、それに遭遇できなかったのがなんとも残念です。

ホテルをチェックアウトし、サンタフスタの駅からAVEでマドリードに戻ります。帰りは奮発して1等車に乗りました。日本のJRでいうグリーン車ですが、これがまたグリーン車をはるかにしのぐサービスのよさ。乗ったらすぐ飲み物(ジュースか水かワインから選べます)が届けられ、しばらくすると新聞・雑誌。1時間ほど経つと軽食が配られ、またまた無料の飲み物が提供されます。

Renfeセビリヤからマドリードまでは東京・大阪間と同距離。値段も日本のグリーン車とほぼ同じですから、はるかにお値打ちな感じがします。

日本もスペインも、鉄道は独占事業ですから、この種のサービスも、なければないで済んでしまうのですが、スペインはなぜか、素晴らしいサービスを提供してくれました。日本のグリーン車については、以前もこのブログで不満を記したことがありますが、改めてその思いを深くしたしだい。

さて、マドリードのアトーチャ駅に着き、そこからタクシーで前と同じホテルにチェックイン。それにしても、駅前にあるオブジェは笑わせます。Photo_47
意味がよくわからないのですが、子どもの首から上の部分がころがっているのですから。

 

預けておいた荷物を部屋まで運んでもらったあと、まだ一度も足を踏み入れていないサラマンカ地区まで出かけました。

 

これまで何度となく歩いたダウンタウン=旧市街とはまったく趣きが異なります。おしゃれというか、ハイブローというか、高級ブティックがいくつも軒を連ね、地元のややレベルの高そうな店も少なくありません。Photo_37

そんな中で見つけた紳士服店があったのですが、ちょうどシエスタに引っかかりドアが閉まっています。再オープンはなんと午後5時だそうで、1時半からなんと3時間半も昼休みを取っている計算になります。でも、それを待ってでも……という価値のありそうな店だったので、ほかのところで時間をつぶしながら待ちました。

やっとの思いで中に入ったのですが、やはり洒落た服がいっぱいでした。そこで日本にはない色使いのシャツとコーデュロイのジーンズを買い店をあとにしたのですが、値段も安く、とても気分がよかったです。

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ホテルに戻る前に、近くにあるシベレス広場に立ち寄りました。マドリードでいちばん美しいともいわれるスポットだといいます。周囲には19世紀から20世紀にかけて建てられたリナレス宮殿、シベレス宮殿(マドリード支庁舎本部)、スペイン銀行(バンコデスパーニャ)、ブエナビスタ宮殿と、4つも歴史的建造物があります。広場の中心にある、マドリードの象徴=シベレスの噴水は、カルロス3世により18世紀に計画されたプラド通りの装飾の一部として造られたもの。また、レアル・マドリードの優勝を祝うパレードの最終地点とのことです。

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夜は、20数年前にも訪れたことがある日本料理店「どん底」で幕の内弁当を食べました。日本人の姿は皆無で、私たちがいた1時間半の間に来店したのはすべてスペイン人。初めてといった感じの人もいたようですが、大半は常連ではないでしょうか。スペインでも日本食は人気があるのですね。

短縮されたシエスタ

2013年10月8日
ホテルのパティオにある屋外レストランでバフェットの朝食を済ませ、まず闘牛場の見学に。
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途中ビールとサングリア。その昔イングリッド・バーグマンも泊まったというインテグレッサホテルの前まで歩きました。そこから北へ行くと、「世界最大の木造建築」という触れ込みの奇妙な建物があります。いったいなんのための建物か、さっぱりわかりません。ホント、いったいなんなのでしょう。

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それにしても天気がよすぎるというか、今日もピーカンです。日なたを歩き続けると、さすがに暑さがこたえます。マドリードより5、6度は気温が高いようで、今日の予想最高気温は30度でしたから、それも当然でしょう。天空にアーケードというか布の覆いをほどこしてある商店街もありました。

Photo_33途中で見かけたスイーツの店(=「サンパブロ」)で買ったお菓子が美味。1個1ユーロなのですが、日本にはない味です。商店街を終えたところにあったLOEWEで買い物。日本人もけっこう来ている様子です。

そこから歩いて10分のところにあるカテドラルへ。30分で見学し、昼食。おみやげを買いにブラブラし、陶器のお皿を選びました。そのあとホテルでシエスタ。シエスタ中の店はシャッターをおろしており、完全に「準備中」の構え。以前はたっぷり3時間はとっていたのですが、観光当局のお達しもあり、近ごろは2時間から2時間半に短縮されたそうです。開いているのはバールのみでした。

昼寝から目が覚めたのは夕方6時過ぎ、といっても外はまるで真昼のように明るいのですが、スペイン広場まで歩いていきました。途中、まだ一度も通っていない道をということで、古い王立タバコ工場の前を歩いて行ったのですが、ここはいまなんと大学になっています。一つのブロックをまるまる占める広大な敷地に建物が一つだけですから、その大きさがうかがい知れます。

Photo_34それにしてもタバコ工場の跡地、いや跡建物でしょうか、に大学というのはとてもおしゃれな感じがしました。ちょっと校舎の中をのぞいてみたのですが、さすが「王立」、なんとも立派なつくりです。

ホテルを出て、15分ほどでスペイン広場に着きました。これまたなんとも広い敷地に半径200メートルという半円形の建物が一つあるだけですが、そのスケールの大きさときたら。もともと1929年に開催された万国博覧会(イベロ・アメリカ博覧会)のパビリオンとして建てられたそうで、半円形に延びる長い回廊と、それを囲む壁にスペイン各県の歴史的できごとを描いたタイル絵がズラッと並んでいました。写真を撮るには格好の場所で、私たちもそれこそ何十枚と撮り、またときには撮ってもらいました。Photo_35

セビリヤに新幹線で移動

2013年10月7日
今日はセビリヤに移動します。午前11時にアトーチャ駅を出て10分も走ると、車窓に見えるのは荒野というか、背丈の低い木が生えているだけでほかには何も見えなくなります。テレビの旅行番組などではよく目にしていたのですが、実際に見てみると、単調すぎて退屈してしまいます。私たちの乗ったAVEは途中、コルドバにしか停車しないので、途中1時間半ほどじっくり本を読んだりしながら過ごしました。

定刻の13時30分より6、7分早くセビリヤのサンタフスタ駅に到着。こじんまりしてすっきりとした駅です。地上に出ると、まぶしい光にびっくり。時間も時間なのでしょうがありませんが、気温も高そうです。タクシーの運転手は「30度」といっていましたが、たしかにそのくらいはありそうです。Photo_42

10分足らずでホテルに到着。セビリヤでは「アルフォンソ・トレッセ」という、クラシックホテルです。Photo_41

「トレッセ」は「XⅢ」で、国王アルフォンソ13世の名前を冠したことからも想像されますが、いかにも重厚な外観が印象的。バロック様式やムーア様式を採り入れた客室はいかにも上品で、格式のある豪華さがただよっています。

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朝食はパティオで食べるのですが、それがまたフンイキで。

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中庭の見下ろせる部屋にチェンジしてもらい、さっさと荷ほどきを済ませ、すぐ町に出ました。カテドラルは時間が足らずに翌日まわしにしましたが、アルカサルというスペイン王室の宮殿は息をのむほどの美しさ。イスラム時代の宮殿の跡地に作られたもので、グラナダのアルハンブラ宮殿にもどこか似た雰囲気があります。

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そのあと名物の馬車で市内をめぐりました。セビリヤ万博のときに作られたパビリオンがいまでも残っているスペイン広場の周辺は心地よく、世界中から多くの人がこの町を訪れてくるのがよくわかります。それに、なんといってもすべての観光スポットに歩いて行けるのがありがたいです。かつてはユダヤ人が住んでいたというなサンタクルス街はほとんど迷路のようで、歩くというよりを探検するといった感じでしょうか。ガイドブックに出ている地図もほとんどアテになりません。

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歩き疲れホテルでひと休みののち、再び町へ。夕食は結局、近くのレストランでパエリヤを選び、今回のスペイン旅行で初めてワインを飲みました。さすが、パエリヤ発祥の地といわれるだけあって、えらく美味でした。

Photo_25このレストランの界隈は、地図と首っ引きで歩いてもワケがわからなくなる感じで、カンを頼りに歩くしかありません。この店もそうした中で見つけたのですが、BINGOでした。

食べ終わると疲れがどっと出てきたのか即座に酔いがまわり、ホテルに戻ると即就寝。

サッカー応援の成熟度

2013年10月6日
今日は日曜日。サッカー(リーガ・エスパニョーラ)の試合観戦です。出かける前に、昨日と同じくカフェで軽い朝食。今日の店は昨日と違い、多少本格的なカフェで、オレンジジュースの味もひときわ本格的。やはりしぼりたてのオレンジジュースは最高です。

地下鉄を乗り継いでピラミデス(Pyramides)という駅で降りると、試合開始2時間前だというのに、まわりはもう人、人、人。男性が7割かたを占めていましたが、家族連れもけっこう目立ちます。Photo_16

日本から予約しておいたチケットを受け取るのは、スタジアムの地下にあるスポーツレストランの一角。なんとも狭苦しいところに、同じようにチケットを受け取る客がひしめくように並んでいます。パスポートを見せて受け取り、さっそくスタジアムの中へ。5万人収容という大きさですが、設計がよくできているせいか、非常に見やすいつくりです。

試合は今シーズン絶好調、ここまでリーグ戦では負けなしのアトレティコ・マドリード対セルタ。2対1でマドリードが勝ちましたが、そのスピードには驚くばかりでした。日本も強くなったとはいえ、まだまだというのが正直な印象です。

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おもしろいのはサポーターの応援スタイル。スペインらしくないというか、実に整然としています。見る前は、もっと勝手気ままというか、ワインかなんかを飲んで全員酔っぱらっているのかと想像していたのですが、これがあにはからんや。ラッパの類は一切なしで、鳴りものといえば太鼓だけ。そのリズムに合わせてサポーターの集団が声を出す、歌う、旗を上下に振る、腕を突き上げる……統一された動きの素晴らしさを久しぶりに目の当たりにしました。こういう点でもヨーロッパは日本より先を行っているのかもしれません。

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サッカー場から地下鉄でプエルタ・デル・ソルに戻り、昨日見つけた、行列のできるお菓子屋へ。店外のショーケースに並べられている各種ケーキやらクッキーやら、どれも皆、見ただけでよだれが落ちそうになるほど。今日はその中の選りによったアイテムを食してみたのですが、やはり見た目と実際の味とは違うもの。もっとも、日本人の舌に合わないということもあるのかもしれませんが。

あたりをブラブラしたあと、遅めの昼食でウドンを。その名も「UDON」という店だったのですが、ここもやはり不発に終わってしまいました。でも、スペイン人は皆、おいしそうに食べています。このあたりも味覚の違いでしょうか。

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元気なマドリードのキリン5頭

2013年10月5日
今日は、恒例の動物園訪問。ホテルを出て地下鉄の駅まで歩いて行く途中に、いかにも安手のというかお手軽なカフェがあったので、そこでごく軽目の朝食をとりました。家人はしぼりたてのオレンジジュースのみ。私はクロワッサンのサンドイッチとチュロス。
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こちらはチュロスの本場というか、日本で食べるそれとはまったく違い、ちょっと塩味がします。これをホットチョコレートにつけて食べるらしく、それゆえ塩味になっているのでしょう。たしかに美味です。

朝食を済ませ地下鉄に。といっても15分ほど乗ると高架になってしまい、あっという間に到着。駅から動物園までは歩いて15分ほどですが、土曜日とあってけっこうな人出でした。

お目当てのキリンは、えらく数がいます。これまで見た動物園のなかでも最多でしょう。エサを食べるのが近くで見られるように、地上から3~4mほどの高さに観覧席のような場所があります。どこの動物園で見ても、可愛さはキリンがいちばんです!Photo_10Photo_11

動物園の帰り、王宮に。ヴェルサイユ宮殿ほど大きくはないのですが、それでもといった感じです。王宮の中はどこも皆似たりよったりですが、まあ金にあかせて作ってありますから、「参りました!」としかいいようがありません。

王宮のあとは近くにある有名なスペイン広場に立ち寄りました。プエルタ・デル・ソルとはうって変わり、周囲に近代的なビルがいくつも目に入ります。ドンキホーテとサンチョ・パンサの像があって撮影スポットとして、世界中からやってきている観光客でいっぱい。どこの国の人なのかを確かめようと、その言葉に耳を傾けていると疲れてしまいます。Photo_12

駅の中に熱帯植物園が!

2013年10月4日
今回つごう5泊する Palace Hotel の豪華朝食に舌鼓を打つと、さっそくプラド美術館に行ってきました。
Photo_8ここも20数年前に来たことがあるのですが、なんとも立派なつくりの建物で、しかも展示作品は一流のものばかり。客も世界中からという感じで、小雨の中を30分ほど並んでチケットを購入しましたが、それだけの価値は十分にあります。ただ、中が広い、というかゆったりした展示になっているせいか、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館ほどには混んでいません。

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プラド美術館をあとにしたのは昼過ぎ。後日のセビリヤ行きに備え、アトーチャ駅までぶらぶら歩いていきました。ヨーロッパでは駅の構造が日本と大きく異なる場合が多いので、せめて大きさくらいはチェックしておかなくてはなりません。

案の定、とてつもなく大きな駅で、びっくりしました。外側はレンガ造り、4階建てほどの高さののシンプルな建物なのですが、中は大きな吹き抜けになっています。

Photo_4しかも、そのエリアには、なんと「熱帯植物園」になっています。壁に沿った部分は回廊風になっていて、列車の乗り場があるのは2階と3階。切符売り場は1階、熱帯植物園のまわりです。

どのホームから乗るかは、発車20~30分前にならないとわからないようで、電光掲示板をよく注意しながら見ておく必要がありそうです。乗る前に手荷物のX線検査もあるようで、このあたりは日本とだいぶ違います。もっとも、幹線の特急でも1時間に1本ほどですから、日本の新幹線の駅のようなせわしなさはまったくありません。のんびりとしたものです。

Photo_5アトーチャ駅をひとととおり見物したあと、ピカソの「ゲルニカ」を観に、近くのソフィア女王美術館に行きました。ただ、ここは私たちにはとてもついて行けない感じで、「ゲルニカ」だけを観てさっさとおさらばです。

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そのあと、地下鉄に乗ってプエルタ・デル・ソルへ。周囲のどこを見渡しても人、人、人です。雨もすっかりあがってほとんどピーカン状態になり、それなりに暑いのですが、空気が乾燥しているのが救いで、日陰に入るとゾクッとくることもあるほど。それだけに、ビールのうまさは格別です。

家人はもっぱらサングリアですが、スペインのビール=セルベッサには感心しました。しかも値段がコーラやジュース、ミネラルウォーターと同じ。「酒」としては扱われていないようです。

ヘビーな朝食がまだ十分こなれていないようだったので、そこらの店で軽く、タパスをつまみました。スペイン人というのはなんでも1日5回は食事するそうで、タパスのようなものをちょちょいつまんでは、その間にケーキを食べたりビスケットをつまんだりして、遅い夕食に備えるのだそうです。

この日の夜、私たちが「今日は遅めに」といって8時過ぎに店に入っても、閑散としている店が少なくありません。「こんなガラ空きで大丈夫だろうか」と、疑問を抱きながら食べていると、9時ごろから客がボチボチやってきます。そして、私たちがお勘定を済ませる10時ころ、ようやく店の中がいっぱいになるのですから、かなり感覚が違うことがよくわかります。

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さて、プエルタ・デル・ソルから数分歩くと、かの有名なマヨール広場(Plaza de Mayor)です。旧市街のど真ん中にあるこの広場、プエルタ・デル・ソルとセビリャ広場から数ブロックしか離れていません。129m×94メートルの長方形をしており、広場に面して237カ所のバルコニーを持つ3階建ての建築物に取り囲まれていると、ガイドブックにはあります。マドリード最大の市場が開かれていたそうで、闘牛やサッカーの試合、公開処刑もおこなわれた広場を取り囲みように、老舗の商店やカフェがいっぱい並んでいます。

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夜はホテルから20分ほど歩き、元のマーケットをリノベーションして作ったバールの集合店舗といった感じのところで店を探して食べました。シーフード中心、肉中心など、それぞれの店に特徴があり、そこから好きなものを自分で選び、その場で支払うシステム。どの店も客でギッシリ、ようやく見つけた席で体を小さくして食べた次第。値段はなんとも安く、2人でお腹いっぱい食べても1500円ほどでしょうか。

スイスは“喫煙先進国”

2013年10月3日
マドリードは日本から直行便がないため、ヨーロッパのどこかの都市で乗り継がねば行くことができません。今回はスイス航空を利用したので、チューリヒ経由。2時間の待ち合わせです。となると、スモーカーの私にとっては、何がなんでもタバコを吸うチャンス、というか吸わずにはいられません。チューリヒまでの飛行時間が11時間30分ともなると、それも当然でしょう。

しかし、美しい自然の国、清潔好きの国民性が売りのスイスというと、国をあげて、喫煙(者)に対しは厳しいのではないか──そんなイメージを抱きがちです。ところが、あにはからんや。飛行機を降りたすぐそこの通路に、「スモーカーズラウンジ」と名づけられたコーナーがあったのです! それも、日本の空港のように、いじけた、暗い、そして何より臭い(当たり前か!)喫煙コーナーとはほど遠い、滑走路に向けて目いっぱい広く取られた窓があり、すわり心地もよい長イスが備わった“天国”のようなスペース。さっそく、そこへ飛び込んで一服。気持ちが癒されることはいうまでもありません。Photo

これならあと2時間弱はなんとか我慢できそうだと思いながら、国内線のターミナルに移動すると、なんとなんと。もう、そこかしこに「スモーカーズラウンジ」が。それもすべて滑走路に向けて設けられているので開放感に満ちています。これは喫煙者にとってはありがたいというか、心が休まるというか。別にそこで吸いまくるわけではないのですが、そういうスペースが目につく場所にあるという、その事実だけで、安心できるのが大きいのです。

Photo_2ついでながら、私たちはスイス航空のラウンジを利用できたのですが、その一部にも「スモーカーズバー」という、禁煙になっているラウンジよりはるかに広々とした、ゆっくりくつろげるスペースがありました。ドイツのフランクフルト、ミュンヘン空港にも喫煙コーナーはありますが、数が少ないため、そこへ行くのにえらく難儀しますし、ロンドンやパリなど、そうした施設そのものがありません。これからのヨーロッパ出張はいつもチューリヒ経由にしようか……と、真剣に考えてしまいました。