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氷の町から砂漠の町へ

2012年2月26日
 今朝はゆっくり起きて朝食。午前中は日本と仕事のやり取りで忙殺されました。イエローナイフの空港に就いたのは、私たちが乗ってきたのと同じ便が到着する時間とほぼ重なっていました。ふと見ると、ロビー内に面白いオブジェがあることに気づき、思わずシャッターを押してしまいました。私たちのときは、バゲージの積み忘れのケアでそれどころではありませんでしたから。Photo_16

 午後1時40分イエローナイフ発のウエストジェット航空の便でまずエドモントンまで。3時20分ごろ到着したのですが、隣どうしとはいっても、いちおう別の国ですから、エドモントンで国境を超える形になります。エドモントンからラスベガスへ行く便は4時30分発ですから、たいそうあわてて出入国手続きを済ませました。

 手続きは無事終了し、飛行機を乗り換えます。ウエストジェットというのはカナダのLCCですが、機材もまだ新しい感じで、快適でした。3時間ほどでラスベガス到着。国際線の真新しいターミナルで、これまで何度も来ているラスベガスの空港とは違って新鮮な印象を受けました。空港全体が以前よりさらに大きくなるとともに、リノベーションも進み、ますますきれいになっています。

Photo_17  荷物を受け取ると、宿泊先のBELLAGIOまで。イエローナイフと違い、ここには雪などありません。そもそもが砂漠の上につくられた町ですから、気温も基本高め。それでも、この季節は日本ほどではないにせと、そこそこ冷え込んではいます。

 ホテルのロビーで、ロサンゼルスからやってきたHさんご夫妻と合流し、ロビー近くでさっそく記念撮影。28日の夕刻までまる2日間、楽しむことになります。

イエローナイフでの観光もひととおり

2012年2月25日
 最大の目標であるオーロラを、最初の日の夜に観られましたから、すぐにでもアメリカに戻るなり、別の町に行きたいのはやまやまなのですが、そういうワケにも行きません。というのも、私たちの申し込んだオーロラ観賞ツアーは3泊4日コースだからです。2泊3日も4泊5日もあるのですが、観られない場合のリスクを考えると3泊4日コースがいちばん頃合いといった読みでした。1日目に観られたのは、いうならば僥幸(ぎょうこう)で、結果論でしかありません。

 ツアーの主催者もそうした読みから、市内観光や犬ゾリ体験など、空振りに終わった場合に備えた穴埋め的な楽しみを用意しています。当然、私たちもそうしたものにエントリーしていました。昨日は、イエローナイフ市内半日観光、そして今日は犬ゾリ体験です。

Photo_8  昨日の昼間参加した市内半日観光も、乗っかるのはオーロラ観賞に行くときと同じスクールバスです。ノースウェスト準州議事堂から始まって、その隣のノーザン・ヘリテージセンター、グレートスレーブ湖、オールドタウン、ギフトショップで終わるというコースで、目玉はやはりグレートスレーブ湖のアイスロードでしょう。

 グレートスレーブ湖は、淡水湖としては世界で10番目の広さですから、たいしたものです。そのグレートスレイブ湖は冬場凍りついてしまうのですが、その上に散水をして氷を厚くし、車の通行ができるようにしているのがアイスロードです。Photo_9 そこでバスが止まり、降りて写真を撮ったり、寝転んでみたりなど、それこそ童心に返って遊ぶわけですが、それはそれで楽しいひとときでした。なぜか、アイスロードを少し外れたところに白のストレッチリムジンが走っていたりして、興趣をそそりました。Photo_10
Photo_11  そして今日は、オーロラビレッジでの犬ゾリ体験。夜、それも照明がほとんどないオーロラビレッジを昼ひなかに見てみると、なるほど、こういう場所だったのかというのが実感されるのですが、簡単にいえば、単なる野原です。その内側を犬ゾリに乗って1周するだけのことなのですが、予想以上のスピードで走るのに驚きました。


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Photo_13  乗り終わったら、ほかの皆さんが終えるまで、キャビンやテント近くで焚火で焼いた、この地方特有のマシュマロをほおばったりなど、素朴な楽しみを味わうことになります。

 でも、最終日の夜、レベル4に近いオーロラをまたまた観ることができたのはラッキーでした。この時期、イエローナイフ3泊4日のツアーでは見られる確率が96%だそうですから、今回、極寒の地まではるばるやってきたかいはありました。

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 あすはいよいよ、最後のお楽しみ=ラスベガスです。

出たーっ! オーロラが!!

2012年2月24日
 午前0時を過ぎ、24日になりました。そう、家人のウン回目の誕生日です。

 予感はありました。23日の夜11時ごろから小さなオーロラが何回か出ていたからです。オーロラというのはなんとも不思議な現象で、それこそ一瞬でその形、大きさ(高さと奥行き)、色、その濃淡を変えます。ホント、まさしく一瞬なのです。

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 ちょっと目を離しているスキに消えてしまっていたなどということになるわけで、ほとんど運のものといっても過言ではありません。だからといって、氷点下20度とか30度とかの屋外で、長い時間じーっと待っているわけにもいかないので、コテージに行ったりテント(キャビン)で休んだりしながら待つしかないのです。

Photo_6  退屈をまぎらわす目的もあってのことでしょう、屋外では、「氷点下30度がどんなものなのか」ということを実感させるためのイベントもおこなわれていました。スパゲティーが凍ってしまうとか、肉をハンマーで切るとかいうシーンを見せてくれるのです。他愛ないと言えば他愛ないのですが、やはりいざ実際に目にすると、驚きます。

 さて、オーロラが姿をあらわしたとしても、レベルの高低があります。レベル1だと、薄くて小さくて、しかもぼやーっとしていますし、気がつかないことさえあります。観賞に来ている人の「出ましたよ!」の声に、あわててテントから外に出たときは影も形もないなどということもあります。

 これがレベル3とか4になると、それこそ空全体を覆わんばかりのスケールの大きなものになります。持続時間も、1、2に比べると長いようです。この夜はレベル1から2のオーロラがすでに何回か出現していたのですが、なんとなくハンパな感じがして、物足りませんでした。ところが、午前0時4分、まさしく日が変わったとたんのこと。出ました、出ました! レベル3の大きな、またはっきりとしたオーロラです!!

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 家人と2人で興奮しました。家人は、自身のふだんの心がけのよさを強調したかったにちがいありません。たしかに、観賞ツアー初日に観られたのですから、大変な幸運です。はるばるイエローナイフまで来たかいがありました。これでもう思い残すところはありません、……なんてウソですよ。来年の誕生日は何をプレゼントしようかなどと、気の早い私は考え始めていました。まあ、何はともあれ、HAPPY BIRTHDAY!!

とうとうやって来ました、イエローナイフ!

2012年2月23日
Photo_5  カルガリーからイエローナイフまでは、エドモントン経由で2時間少々。ただ人口2万人ほど、18世紀に毛皮の交易で生まれたこの町は金鉱の発見で発展し、最近はすぐ近くのダイヤモンド採掘でまずまずにぎわっているようです。ただ、観光資源といえばオーロラだけですから、空港といっても建物が一つあるだけ。飛行機の扉に吹きさらしのタラップがつけられ、そこを降りていくだけです。

 バゲージを受け取ってタクシーでホテルまで行くつもりでしたが、なんと届いていません。日本ではめったにないことでしょうが、海外ではさほど珍しいことではなく、私たちもこれで4回目の経験です。次の便で届かなければ翌日ということで、あきらめてホテルに。Photo_2 エリザベス女王も泊まったことがあるというのですが、実際着いてみれば、「ホンマかいな」と首をかしげたくなるようなところでした。考えてみれば、こんな小さな町に女王陛下が何をしに来たのか、そもそも疑問ではあります。

 それはともかく、さっそく町に出てみると、フランクリン通りという名のメインストリートが。何軒かあるおみやげ屋さんはどこも皆、けっこうな人でした。さすが、ウールの防寒用帽子や手袋など、北極圏仕様というか、本格的なものが売られています。

Photo_18  早々にホテルに戻ると、この夜から3夜連続のオーロラ観賞のための「防寒キット」がホテルに届いていました。頭のてっぺんから足の先まですべてを覆うわけですが、すべて身に着けてみるとたいそうな重さです。サイズもピッタリでしたので安心しました。そうこうしているうちに日没の時間が。ここまで緯度が高くなると、3時過ぎには日が完全に落ちてしまいます。逆に、夏場は夜9時を過ぎてもまだ明るいということになります。

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 氷点下20度という寒さの中、町に出てみました。こんな鄙(ひな)にはまれといってもいいフランス料理店で早めの夕食を済ませ、出発に備えます。私たちが泊まっているホテルからオーロラ観賞ツアーに参加するのはどうやら30人ほど。全員が日本人です。

 出発時刻の少し前に移動用のバスがやってきました。といっても、スクールバスのお古というか、ごくごく簡素なバスです。ヒーターもついていません。全員、防寒キットで完全武装。口をきいただけで、冷たい空気が口から入ってきそうですから、ほとんどが黙っています。

 オーロラを観賞するのはホテルから雪道を30分ほど走っていったところにある、「オーロラビレッジ」という施設。広い敷地の中に200人ほどは入れそうな大きめのコテージがあり、そこでは食事をしたりお茶を飲んだりできるようになっています。Photo_3 また専門家が待機していて、さまざま案内をしてくれます。その周囲に、10~30人ほどが入れる小型のキャビン、テントから10数カ所、点在しています。

 オーロラはいつ出てくるかわかりないので、コテージ、指定されたキャビンもしくはテントで待機していることもできるのですが、そうもいってはいられません。ほとんどの人がとりあえず外に出て、適当な場所にすわったり、歩いたりしながら待っています。すると、突然出てきたりして大騒ぎになります。

 今年はオーロラの当たり年だそうですから、運さえよければすぐにでも観ることもできるそうです。でも、運に恵まれないと、3夜どころか1週間張りついていてもまったくお目にかかれないということもあるとか。さて、さて、どうなるでしょうか……。

ビルとビルとをつなぐ空中回廊が充実

2013年2月22日
 カルガリーはどちらかというとビジネス都市です。その中心は石油と天然ガス。人口も周辺部も含めると100万を超えるといいますから、経済活動は活発なのでしょう。また、黒人が少ないのも意外な感じがしました。

20120220  美術や演劇、音楽などの活動が活発で、市内にはグレンボウ博物館、ジュビリー公会堂、EPCORセンターなど文化施設がも非常に充実しています。初日の夜と翌日の朝に足を運んだ、ホテル近くの公園も洒落た設計でしたが、そうしたセンスのよさが随所に見られました。

 また、都心部には近代的な高層ビルが10本以上建っていますし、デパートやショッピングモールもいくつかあります。Photo_12

 ただ、冬場の寒さに備え、それらのオフィスビル、商業施設などをつなぐ空中回廊(屋内歩道橋)がバッチリ整備されています。その規模は世界一だそうです。5、6ブロック離れた建物までも行けるくらいですから、それはそれはたいそう本格的。そのまま商店街になっているところもありますし、そうでない場合も、途中、そこここに店があるので、地上に降りなくても、ほとんど用が足りてしまいます。

Photo_13  当然、人々はそちらを歩くことになり、地上に人の姿が少ないのも納得です。もちろん、夏場にやってくれば雰囲気もかなり違うのでしょうが、ここまで空中回廊を整えてしまうのもどうかなという感じはしました。スターバックス・コーヒーもあるのですが、店の外装など、けっこう凝っているのに、町を歩いている人がいないために、なんだかさびしく見えてしまいます。でも、夜になれば、そうしたさびしい雰囲気もすべて消えてしまうようです。というか、闇にまぎれるので、普通の町と変わらなくなるということでしょうか。

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北緯51度の動物園でも元気なキリン

2013年2月21日
 朝食のあと、昨夜立ち寄ったオリンピックプラザにもう一度行きました。明るいときに見てみたかったからです。表彰四季がおこなわれたところは、いかにもセレモニーをとりおこなうのにふさわしい雰囲気で、神聖な気分になります。Photo_11

 昼間はカルガリーの動物園に行きました。電車で15分ほどのところにあるのですが、駅のホームがいかにもそれらしく、夢をかき立てます。動物園というのは、その地その地でさまざまな工夫がほどこされていますが、このホームは出色です。

 中に入ると、さすが真冬のせいか人影はまばら。私たちが行ったのも平日でしたが、家族連れやカップルなど、ポツポツ訪れていました。さて、私のいちばんの目標はキリンです。さっそく案内図をチェックしてみると、比較的早めにで会えそうです。

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Photo_4  キリンは寒いので、建物の中にいました。でも、本来は外にいるみたいです。たまたまそいう時間帯だったのでしょう。ただ、動物を室内に入れると、中がどうしても匂います。それに耐えながらの見物でした。Photo_5

 もちろん、外の気温は氷点下。しかし、それでもシマウマもトラもゾウもライオンもオランウータンもいます。もともと熱帯地域に生息する動物たちばかりですから、本当はしんどいのでしょうが、けっこう平気な顔をしているのには驚きました。まあ、寒いといってもカルガリーは、北緯51度あたりですから、日本の近くでいうなら樺太の中央部よりやや北。極寒の地というわけではありません。

 ただ、彼らにしてみれば、人間の楽しみのためだけに、こんな場所にまで来させられているのですから、たまったものではないでしょう。トナカイやシロクマならまだしも、かわいそうだな思ってしまうのですが、彼らにとっては寒くても安全ですし、エサもふんだんに食べられるし、野生のままでいるよりむしろ幸せなのかもしれません。ペンギンやシロクマにとってはまさしく天国ですね。

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Photo_8  動物園をあとにしホテルでひと休みしてから、アイスホッケーの観戦に行きました。会場は、電車で10分足らずのところにあるベングロース・サドルドーム。地元のFRAMESとエドモントンのOILERSの対戦で、どちらもNHLの中ではそれほど強いチームではありません。しかし、カナダそれも西部となると、冬場の楽しみはかぎられますから、アリーナはほぼ満員でした。Photo_18
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広島から羽田経由でロサンゼルス、そしてカルガリーへ

2013年2月20日
 19日の夕刻、広島市中区の「まちづくり大会」での公演を終え、空港までリムジンで移動し、夜の便で羽田へ戻りました。といっても、これは正確ないい方ではなく、立ち寄っただけです。というのも、20日午前0時5分発のロサンゼルス行きANA便に乗るからです。羽田空港に、家人が長女のダンナが運転するクルマに乗って大きなスーツケース2個とともにやってきました。

 ただ、ロサンゼルスは経由地で、今回の目的はカナダでオーロラを観ることです。2月24日が家人の誕生日で、そのプレゼントにオーロラを、というのが動機です。ウフフ、カッコいいでしょう!

 オーロラを観ることのできる場所はカナダ、アラスカ、スウェーデン、フィンランドなどあちこちあります。日本からも比較的近いカナダでは、北極圏に近いイエローナイフという町でオーロラ観賞ができるというので、現地発のツアー(3泊4日)に申し込みました。カナダも日本も同じ北半球なので、冬なのですが、やはり寒さは違います。まして北極圏の近くとなれば、ハンパではないでしょう。というわけで、体を少し慣らしてから現地に行くことにしました。カルガリーがその「慣らし」ポイントというわけです。

 20日に日本を出ても、時差があるのでロサンゼルス到着は前日(19日)の夕方。空港に迎えに来てくれた現地在住のHさんご夫妻と合流し、近くのホテルまで送っていただきました。Hさんが日常食べている「小麦ふすまパン」(日本でしか作られていない)をお渡ししました。軽く食事をし、数日後ラスベガスでお会いすることを約し別れました。

Photo  そして、今日は10時55分発のエアカナダ便でアルバータ州の州都カルガリーへ。近づくにつれ、地上波どんどん白くなり、着陸前はほとんど真っ白です。いつだったか冬季オリンピックを開催したところですから、空港は明るくモダンですが、この季節は動いている人が少ないためでしょうか、やはり寒い感じがします。

 中心部にあるホテルまでは乗合のシャトルに乗って移動。今日から3泊、DELTA BOW VALLEYというところに泊まります。本当の中心部から2、3ブロック離れているだけなのですが、道幅を広く取り、町がゆったりと作ってあるので、やはり寒々しは否めません。でも、本当の理由は、歩いている人が少ないせいでしょう。人が多いと、やはり熱を発している分、どうしても暖かくなるのですね。

Photo_2  この夜は近くのステーキ屋さんで夕食。有名なアルバータ牛の本場ですから、やはりおししかったです。夕食後、ホテルのすぐ裏にあるオリンピックプラザを、震えながら散策。オリンピックのとき、表彰式がおこなわれたところだそうで、いまでは公園になっています。なかには小さなスケートリンクがありました。Photo_15