月別アーカイブ: 2014年10月

ジャカランダの満開は過ぎていましたが

2014年10月31日
Pa310430今日はまず、ユニオンビルからスタート。ホテルのすぐ近くにある国の施設ですが、ネルソン・マンデラの巨大な像が圧倒的な存在感を示していました。マンデラが南アフリカの大統領に就任する式典をおこなったことでも知られている建物、まだ作られてからさほど時間が経っていないようで、多くの人が見学に来ていました。プレトリアは南アフリカでもいちばん治安が悪い都市ともいわれていますが、昼ひなか、こういう場所にいるかぎりは何も問題なさそうです。

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そのあと、園内にジャカランダがたくさん植えられているというアルカディア公園を見学し、さらにジャカランダの街路樹がいっぱいのハーバー・ベイカー通りまで。どちらもバスを降りてしばし散策したのですが、残念ながら1週間ほどの差でその時期は終わっていたようです。満開のときにい合わせれば、満足度はもっと高かったことでしょう。

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Pa310462しかし、ここでガイドさんが機転を利かせ、ちょっと珍しいジャカランダが植わっている地域に寄り道することになりました。そこは高級住宅街のようで、どの敷地もかなり広く、周りが塀で囲われているような家ばかり。門には警備装置が備わっていて、なかには有刺鉄線や電気を通す仕掛けのある塀も見受けられました。しばらく走ると、ありました! 花びらが白いジャカランダです。ジャカランダといえば紫色しか思い浮かばない私たち日本人にとっては、とても新鮮でした。

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午後はヨハネスブルグに移動し、そこからケープタウンまでは飛行機。V&Aウォーターフロント地域の中にあるホテル(Cape Grace)にチェックインします。ここはいかにも格式がありそうで、以前オバマ大統領も泊まったことがあるとのこと。場所が桟橋の真横で、今日はたまた中国の漁船が停泊していました。窓を開けたちょうど真ん前に船のマストがある部屋をあてがわれた人もいるようです。私たちの部屋はそれとは反対側で、目の前がヨットハーバー、その彼方にテーブルマウンテンが見えました。夕食は、ホテル内レストランの片隅。本格的なフルコースに一同大満足。

乾季でもたいそうな迫力。これが雨季なら……と思うと

2014年10月30日
今日は地上から滝を見に行きます。バスでの移動ですが、途中、バオバブという巨木がある場所で下車すると、遠足か修学旅行か、それを見学に来ていた対岸の国ザンビアの小学生とおぼしき一団と遭遇。一緒に写真を写したりなどして交流したのですが、子どもたちのなんとも純真そうな瞳が印象的でした。

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マダガスカルが原産地というバオバブは、幹が徳利のような形をしており、20~30メートルの高さにまで成長するといいます。幹も直径10メートル近くにまでなるそうですが、年輪がないので樹齢はつかみにくいとのこと。ただ、中は空洞になっていて、大量の水分をたくわえており、乾季になるとその水分で生き延びるとガイドが教えてくれました。

Pa300281滝の手前の広場のようなところに、この滝をビクトリア滝と命名した探検家リビングストンの大きな銅像がありました。小学生のときその伝記を読んだ記憶がありますが、探検家としてしか覚えていません。しかし、もともとはスコットランド生まれの宣教師で、その一方で医学も学び、布教活動のためにアフリカに赴いたところすっかりその虜になってしまったとのこと。以後はアフリカ各地を探検しながら、布教と医療にいそしんだといいます。探検家業はその副産物のようなもので、それでも、彼がいなければ今日のアフリカは存在し得なかったといっても過言ではありません。

それを過ぎるといよいよ滝への遊歩道に入ります。乾季とはいえ、滝の近くは空気のほとんどが水蒸気といった感じで、この日も湿度はおそらく80%以上あったのではないでしょうか。それもこれも滝から上がってくる水煙のためです。気温もかなり高いので、全身汗だくになってしまいました。

Pa300300_2Pa300306ヘリコプターから見たときはそれほどでもないように感じたのですが、地上から見ると、乾季とはいえ、その迫力はやはりすさまじいものがあります。幅数キロにわたって水が落ちてくるはずが、途切れ途切れになっているのですが、どこからも猛烈な水煙が立ち上がっていました。雨季のときに来れば、その迫力、スケールはいかほどのものかと想像させられます。途中、滝の上で水泳を楽しんでいたりはるか下に見える滝壺を小さな船で遊覧しているのが見えましたが、さぞかし楽しかろうとうらやましく思いました。とにもかくにも、ビクトリア滝の魅力はその「高さ」にあることは間違いなさそう。イグアス、ナイアガラとの違いもその点にあるのではないかと思いました。

Pa300310Pa3003271時間ほど歩きながらさまざまな角度から滝(の片鱗)を見終えたら、次の目的地「ジャカランダの街」ともいわれる首都プレトリアに移動。周辺も合わせるとこの町にはおよそ7万本ものジャカランダが街路樹として植えられているとか。それがいま満開だというので、なんとも楽しみです。


ビクトリアフォールズからヨハネスブルグまで1時間45分、入国手続きを済ませたあとバスで1時間ほど走りプレトリア市内に。さすが、首都だけに市街地は美しく整備されています。中心部に近づいてくると、なるほどそこここにジャカランダの花が見えてきました。

Pa300368ホテル到着前に一カ所、「フォールトレッカー開拓者記念堂」に立ち寄ることに。町の南にある丘の上に建つ褐色の四角い建物なのですが、遠目にもえらく目立っていました。「フォールトレッカー(Voortrekker)」とはアフリカーンズ語で、「先頭に立って開拓の旅に出た人」といった意味のよう。。ケープタウン周辺に「アフリカーナ」(のちにボーア人)と呼ばれるオランダの移住民が入植して以来の歩みがよくわかります。南アフリカの歴史などほとんど知りませんでしたが、とても勉強になりました。

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フォールトレッカーたちは1838年12月16日、1万人にも満たない人々が「血の川の戦い」でズールー王国との戦いに勝利したのですが、それをバネに、彼らが2つの独立国家を築き上げたということでした。毎年12月16日の正午、建物中央の真上から光が差し込むように設計されているのだそうです。最上階で上と下を見てみると、その設計の巧みさに驚くとともに、なんともおごそかかというか、神聖な雰囲気に満ちた空間が作られていることがわかります。

Pa310398しかし、何よりうれしかったのは、この記念堂のすぐ近くでシマウマを見つけたこと。丘のふもとを走るハイウェイ沿いに小ぶりながら牧場のような草地があり、そこに10頭近くもいたのです。これで「BIG5」を制覇したことになり、ツアー参加者一同、大喜び。ちなみに、ヌーも2頭いましたよ。それにしても、なんでこんな町中に野生動物がいるのか不思議でなりません。

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ゾウの行進に感無量

2014年10月29日
チョベ国立公園でのサファリゲームも今日が最終日。まだ見ることができていないライオンに会いたい! 皆の思いも同じでしょう。朝6時に出発し、一路公園へ。私たちのガイドを務めてくれている人はこの間ずっと一緒ですから、「なんとか見て帰ってほしい」といった思いがあるようです。走っている途中ですれ違うほかのジープのガイドと情報を交換し合いながら、こっちへあっちへと走り回ります。

Pa290143_41時間ほど経ったところで、ようやく希望の明かりがともりました。川の近くでライオンの足跡、それもまだ新しいものが見つかったというのです。どのジープも一斉にそちらに向けて走り出しました。川に沿って数百メートル進んだ左側、陸地に少しだけ入った小高い場所に、2頭のライオンが横たわっています。ただし2頭ともメスです。ときどき起き上がってまわりに目をやっているようですが、しばらくはそこで体を休めようとしている感じがします。ジープに乗ったまま懸命にカメラを向け、シャッターを切りました。

そこをあとにし、場所的にはその真裏あたりにある「Stretch Point」でしばらく休憩。さすが、1時間以上運転し続けたためガイドもやや疲れ気味です。15分ほど体を休め、いよいよ最終ステージ。公園の出口をめざしながら、やや小高いエリアを走り始めました。

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しばらくすると、進行方向の右手700~800メートルほど前方にゾウが何頭か歩いているのが見えてきました。しかも、数頭の1家族ではなく、何十頭もついてきているではありませんか! ゾウの行進です。先頭を歩くのは、いちばん体の大きな、いかにもリーダーといった風情のゾウ。ガイドがジープをゆっくり前進させました。私たちの4~5メートルほど前を威風堂々とした態度で横断し、残りのゾウがそのあとにゆっくりと続きます。リーダーにつき従っていけばなんの心配もないといった様子で、感動的ですらあります。こんな素晴らしい場面を目の当たりにすることができ、3日間4回にわたって通い詰めた甲斐がありました。

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興奮がまださめやらぬうちに、最後の「モーニングサファリ」は終了。ホテルに戻り朝食、チェックアウトを済ませると、マイクロバスに乗って次の目的地ビクトリアフォールズの街に向けて出発。家人の荷物は、今日私たちが泊まるホテルで受け取れることで話がついたとのこと。ビクトリアフォールズの空港には、私たちが到着した翌日きっちり届いていたのですが、それをチョベまで運んでもらうにはえらく手間がかかるのだそうです。チョベはジンバブエでなく、隣国ボツワナにあるというのがその理由。荷主が一緒にいない荷物を国境越えさせるのは手続きげ面倒だそうで、本当に届くのかについても不安があります。そこで空港から直接、ビクトリアフフォールズのホテルまで届けておいてもらうことになったわけです。これなら同じジンバブエ国内での輸送になり、安全確実というわけですね。

ビクトリアフォールズに入り、中心街にあるホテルが近づいてくると、いかにもイギリスの植民地だった国の町らしく、道路も街並みも美しく整えられています。リゾート地・観光地でもあるので、そのレベルもかなり高そうです。

Pa300227ホテルに到着。家人もフロントでスーツケースを受け取りひと安心。1904年創業の老舗ホテルというだけあって、入口もロビーも廊下も中庭も年季が入っており、時間とお金があれば、何泊かゆっくり泊まりたい感じです。昼食を取ったホテル内のテラスレストランからはザンベジ川とそこにかかる鉄橋(対岸はザンビア共和国)、ビクトリア滝の一部も見えます。雨季だと、滝の水が落ちるときに生まれる水しぶきまで見えるといいますから、さぞかし素晴らしい眺めなのでしょう。

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部屋の割り振りが終わり、いよいよ滝へ。全体的には大変な大きさですから、まずはヘリコプターから見下ろすプランになっていました。私としては生涯3回目のヘリコプター、家人は初めてです。乗る前に体重測定があり、それによって機内でのすわる場所が決まります。空から見ても滝のスケールの大きさは十分感じられるのですが、乾季のため水の量が5分の1か10分の1ほどだとのこと。これが雨季なら、いまよりはるかにすさまじい迫力があるのではないでしょうか。そちらは次回の楽しみですね。

Pa290215_3ヘリコプターによる滝の見学は12分間で終わり。ホテルに戻り、夕食までしばし自由時間ということで、近くの商店街まで買い物も兼ねて散歩することにしました。歩いていると、現地の人がさかんに声をかけてきます。ジンバブエの紙幣を買わないかという誘いです。過去にハイパーインフレが起こったため、この国の旧紙幣は紙くず同然になってしまったのですが、その「ハイパー」ぶりが半端ではありません。

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なんとなんと、「100兆ジンバブエドル」といった紙幣が存在したらしく、それをおみやげにというわけです。まあ、世界中探してもそうそう出くわすシロモノでもないでしょうから、売り物になるのもわからないではありません。超巨額の紙幣はかの「イグノーブル賞(人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究)に贈られる賞」」の副賞にもなっているほどですから。私たちは残念ながら遠慮しましたが、ツアー参加者のなかに、あまりに執拗な声かけに負けて買った人もいました。3枚で2USドルだったそうです。

夕食はホテル内のレストラン(個室)でフレンチのフルコース。部屋に戻り、ネットで調べてみたのですが、日本のamazon では1枚4000から5000円で売られていたのにはびっくりしました。「だったら買っておけばよかった」と後悔してもあとの祭り。でも、これまた次回のお楽しみですかね。

「サファリ」とは狩りではなく、探して観て楽しむこと

2014年10月28日
今日も1日、朝からサファリです。といっても、もちろん狩猟ではありません。その昔、ヨーロッパの列強がアフリカ各地を支配していた時代、「サファリ」は動物を「狩る」ことだけを意味していましたが、いまは動物を保護するために保護区的な施設が作られています。となると、「探して観て楽しむ」のが目的で、「サファリゲーム」といういい方をするのはそのためのようです。英語の「ゲーム」は「獲物」「目標」「標的」という意味。一方、「サファリ」はスワヒリ語で、もともとは「旅行」全般のことでした。それが「狩り」しか意味しなかったのは昔の話で、いまは特定の保護区の中で野生動物を探して見て楽しむ(観光)ツアーという意味になっています。

かつて「ゲームサファリ」の主目的が狩猟だった時代の名残でしょう、「BIG5」という言葉があるそうです。ライオン、サイ、ヒョウ(レパード)、アフリカ水牛(バッファロー)、ゾウの5種類の動物を狩るのが最高の成果といいます。それがいまは、この5つの動物の姿を見ることができれば目標達成ということになります。個人的にはこれにキリンとシマウマ(ゼブラ)を加えて「BIG7」にしたいのですが……。

午前6時、「モーニングサファリ」に出発。まあ、とてつもなく広大な公園ですから、いつ、どこで、どんな動物に出会えるかは成り行きしだいです。私たちが訪れているのは、この国立公園でも北東部にある「セロンデラ」というエリア。流れているチョベ川のすぐ向こう岸はナミビア共和国です。先にあげた5つのほかにも、サル、カバ、ジャッカル、マングース、トカゲ、ワニなどのほか、ワシ(フィッシュイーグル)、ハチクイドリなど鳥も数多く生息しています。なかでもアフリカゾウの数は5万頭と半端ではありません。

Pa280024ジープから降りて動物を見られるのは、危険防止と環境保護のため、「Stretch Point」という表示板のあるところだけ。トイレや休憩所もあり、そこでジープのドライバーどうし、「どこそこの近くにシマウマがいた」「あそこにライオンの足跡があった」など、最新の情報を交換しています。もちろん、走っている最中も無線で連絡を取り合っているようでした。ただ。すべてのジープに無線機が備わっているのではないらしく、それを補っているのが「Stretch Point」での情報交換というわけです。バッファローは比較的簡単に見られました。ヒョウも1回だけですが、見ることができました。ゾウとサイはすでに昨日見ています。今朝の成果はそこまでといったところでしょうか。

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9時前にいったんホテルに戻って朝食を取りしばらく休憩。日中は動物たちの多くも休憩時間に入っており、パーク内を動き回っていることはないようです。ただ家人は朝食のあと、添乗員(今回は女性です)と一緒に、ホテル近くのマーケットまで買い物に行くことになりました。なにせ、身のまわりのものはほとんど全部スーツケースに入れたままなのですから、洗顔用品・化粧品から下着・靴下など、最小限のものはとりそろえなければなりません。

L1000210_2アフリカ、それもボツワナで、どんな品物が手に入れられるのか、興味半分でついて行ったのですが、まあ、かなりプアではありました。それでも、場所柄でしょう、ドイツ人やアメリカ人、デンマーク人など、世界各国からお客さんが来ており、さまざまな言葉が飛び交っています。

家人が連れていってもらった店も、広くはあるものの中は薄暗く、見ると、床に商品が落っこちていたりします。そうした中から必要なものを探すのは大変だったようですが、30分もすると、荷物を抱えて出てきました。「まいったわ~」という顔をしていたので、けっこう悩ましい買い物だったのでしょう。L1000212_2

部屋に戻り着替え始めてすぐ、「さっき買ったブラの紐、もう切れちゃった」と。それほど胸は大きくないはずなのですが(笑)。「コットン100%の服なんて1つもなくって。ぜ~んぶ化繊。安いことは安いんだけどね……」とほとんどあきらめ顔でした。


夕方、再びサファリゲームに出発。メインはチョベ川でのボートクルーズです。船着き場から大型のボートに乗り2時間ほどかけて川をめぐります。あちこちに何十頭ものカバの集団が、泳いでいたりじっと眠っていたり(?)していました。ワニやさまざまな鳥が岸辺でまったりしていたのもよかったです。

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しばらくすると、ボートを運転しているガイドが「あっ、あそこにキリンが見える!」と興奮した声を出しました。しかし、ガイドの指差す方向にいくら目をやっても見えません。「あそこだ、あそこだよ」と指で差し示していのは川からはるか離れたところにある森と森の小さな切れ目のような場所。たしかに、双眼鏡をじっとのぞいてみると、頭の部分だけがかすかに見えました。「あんなに遠いのに、よくもまあ」と感心したのですが、聞けば、数キロ先までははっきり見えるといいます。モンゴルの大平原でヒツジを追っている遊牧民と同じなのですね。視力検査をしたら、たぶん4とか5とかあるでしょう。

残るはいよいよライオンだけ。これは明日のモーニングサファリでの幸運を祈るしかありません。それにしても、チョベ川に落ちる夕日の美しかったこと! いくつもの中洲を縫うようにしながら走るボートの上から見た、真っ赤な太陽がゆっくり沈んでいく光景は忘れられないでしょう。

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南アフリカに向け、いざ出発!

2014年10月27日
家人と私の2人してずーっとあこがれていた「ビクトリア滝」。それを楽しむ旅が今日から始まります。「世界3大瀑布【ばくふ】=滝」の1つで、イグアス(ブラジル&アルゼンチン&ウルグアイ)とナイアガラ(アメリカ&カナダ)はすでに制覇したので、ここだけが残っていたのです。

ビクトリア滝はアフリカ南部、ジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境にあります。「な~んだ、南アフリカにあるわけじゃないんだ」と知ったのは、つい最近。ただ、どちらの国も日本からの直行便はないので、南アフリカから入っていくしかありません。まして、ツアーとなれば当然のこと、滝だけではマニアックに過ぎるでしょうから、ほかの観光スポットをいくつか組み合わせてあります。

今回のツアーでプラスされているのは「チョベサファリ」。野生の動物を見て楽しむ、けっこう人気の企画だそうです。家人が申し込んだとき、「滝がメインなら初夏、いまはジャカランダです」といわれたとのこと。10~11月はジャカランダが満開になる一方、滝のほうは乾季のため水量が乏しく、そちらをメインで考えているのなら……という話でした。どちらも捨て難く、迷いもありましたが、広告でこのツアーを見つけたのも何かの縁だと思い、決めたしだい。ちなみに、ジャカランダは「世界3大花木」の1つ(ほかの2つは火焔【かえん】木と鳳凰【ほうおう】木)だそうですが、美しさでは一番のようです。

日本を出発したのは昨日の午後6時25分。ANA便でまず香港まで行き、そこで1時間15分後のSA(南アフリカ航空)便に乗り換えるのですが、香港→ヨハネスブルグは13時間15分! ヨハネスブルグに降り立ったのは今朝7時20分でした。そして、3時間ほど待って、ビクトリアフォールズ(ジンバブエ共和国)行きの便に乗り換え1時間45分でようやく到着です。

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ジンバブエへの入国にはビザが必要なので、カウンターに並んでパスポートとビザの申請書、それに現金45USドルを添えて差し出すと、パスポートにビザを添付して返してくれます。チョベは、ボツワナ共和国の最北端に位置する国立公園の名前で、私たちが滞在するのはそのすぐ隣にあるカサネという町。日本からはジンバブエ共和国を経由しないと行けないわけですね。

ところが、ここでトラブルが起こりました。ビクトリアフォールズ空港で荷物を受け出そうとしたときです。なんと家人のスーツケースだけが出てこないのです。国際線ではつきものといってもいいロストバゲージです。私たちも何度か経験しているので驚きはしません。今回の移動は途中2回乗り継いでいますから、可能性としては2つ、香港かヨハネスブルグの空港で積み忘れたのでしょう。

現地ガイドのアシストを受けながら空港のカウンターで調べてもらおうとしたのですが、職員は「コンピューターシステムがダウンしちゃって……」と首を振るばかり。ロストバゲージ自体はさほど珍しいことではありませんが、普通、どこで置き去りにされたかくらいはすぐわかります。チェックインのとき、コンピューターにID番号が記録され、そのクレームタグをこちらが受け取っているのですから。しかし、システムがダウンしているとなると、どうしようもありません。

これまでの経験から、だいたいは翌日の便で届くものですが、家人はなんとも心配顔で戻ってきました。くだんの職員は、家人の申告を、カーボン式の複写用紙に書き込んでいたというのです。そんな場面を目の当たりにすれば、たしかに不安にもなるでしょう。とりあえずは遅れてでもこの空港まで届くことを祈るしかありません。

さて、空港からはバス。見渡すかぎり木々と草花ばかりというサバンナ(熱帯草原)を2時間弱、走り続けます。道すがらアフリカゾウに出会ったりして、早くも期待を抱かせてくれました。途中に国境があり、そこでジンバブエ出国+ボツワナ入国の手続きがありました。日本にいてはなかなか体験できない陸路での国境通過とあって、どんな具合におこなわれるのか興味津々。マレーシア+タイでも経験はしていますが、このときは人まかせでしたから。実際は、かなりくたびれた木造の建物にこの2カ国の出入国管理のオフィスが同居しているようで、それぞれパスポートを見せて通過します。もちろん、スタンプも押されました。

ところで、今回のツアー参加者はわずか7人。出発日のひと月半ほど前からエボラ出血熱の騒ぎが報じられ、「アフリカは危ない」という人はキャンセルしたようです。世の中には用心深い人がいるんですね。ただ、エボラ出血熱が発生したのはアフリカでも西の端の話。私たち2人は、キャンセルしようなど、毛ほども思いませんでした。


L1000215カサネのホテルに着いたのは夕方4時過ぎ。小ぎれいできちんとしたホテルです。それにしても、長~い移動でした。早い話まる1日以上、なんと29時間を費やしたことになります。

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それでも、7人全員、テンションが上がっており、添乗員の「これから軽くサファリに出ることもできますが、いかがですか」という言葉に、迷わず「行くぞーっ」。というわけで大型のジープに乗り、すぐ近くのチョベ国立公園に出発。タイミング的にちょうどよかったのか、アフリカゾウの群れが川で泥浴び・水浴びをする場面に遭遇しました。泥浴びを済ませた直後のゾウはもちろん泥まみれですが、そのあとすぐ水を浴びます。毎日かならず川辺まで出てきて泥浴びをするのは、体についた虫を退治するためだそうです。と同時に、ゾウは肌のキメが粗いので、それを少しでもこまやかに保つ目的もあるとか。そういえば、人間社会にも「泥パック」というのがありますからね。

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この日、私たちが見られた野生動物は、ほかにも、サイ、インパラ(中型のカモシカで、お尻を上げる独特のジャンピングフォームが特徴)、イボイノシシ(泥浴びを好み、水場周辺に多い)、バブーン(ヒヒ)、リス、アフリカ水牛(バッファロー)、ウォーターバック(中型のカモシカ。水場の周辺にいることからその名がついた)、クドゥ(大型のカモシカで、角が枝別れしていないのが特徴)、プクーなど。鳥もホロホロ鳥(これは可愛いです!)はじめ、レッドホーンビル、クチバシサイチョウ、アフリカハゲコウ、リラックプリステローラなど、けっこういました(ただし、ホロホロ鳥以外、名前と姿・形はまったく一致しません)。

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夕食はホテルの食堂で。公園内で目にしたインパラを始め、ワニやさまざまな鳥など、肉が中心。おっかなびっくりというか、ひととおり食べてはみましたが、味は、……でした。