2015年9月29日
今日はスコッチの博物館に行ってみました。その名も「スコッチウィスキーエクスペリエンス」といいます。文字どおりスコッチの魅力を体験できるというのがウリで、最初は樽を模したイスに乗って、ディズニーランドのスモールワールドを10分の1に縮めたようなコースを回ります。その間は映像とアナウンスがあり、スコッチができるまでの知識を学びました。
そのあとはスコットランドとスコッチの関連についてのレクチャー。場所によって味わいが異なる理由はといった類のお話ですね。そこで、自分の好みを申請すると、ほんの少々、それを試飲させてもらえるという流れになっています。ひょっとしてアルコールが足の痛みを誘発するかもという不安があったので、飲み干すことはせず、ひと口だけにとどめました。
そのあと、乗り降り自由の観光バスを利用し、ガイドブックに出ているスポットはほとんど全部回りました。バスの中から、ホテル近くに日本料理を食べられる店を見つけたので、夕食はそこで。私は、海外に出てずっと日本食を食べずにいても、さほどストレスを感じません。ところが、1回でも口にしてしまうと、堰【せき】を切ったかのように「しょう油味」がなつかしくなってきます。不思議なことですが、たぶん多くの人がそうした経験をされているのではないでしょうか。
部屋に戻り、風呂に入っているときです、腰の下のほうを触ってみると、水泡のような感じの腫れ物があるのがわかりました。家人に見てもらうと、「たぶん帯状疱疹じゃないかしら」と。「帯状疱疹」という病名はこれまで何度も見聞きしたことがありますが、それがわが身にということになると、お医者さんのお世話になるのは必至でしょう。
家人がネットですぐに調べてくれました。すると、この2、3日間私が訴えていた体の変調、症状めいたものがことごとく「帯状疱疹」を指し示しているといいます。明日はロンドンに移動する予定なのですが、エディンバラにお医者さんがいれば、朝にでも診てもらったほうがいいということで、契約した旅行保険の会社に連絡を入れてくれました。すると、エディンバラには契約している医療機関はないそうです。となると、できるだけ早くロンドンに戻らなくてはなりません。とりあえず列車のチケットの変更手続きだけウェブサイトで済ませておきました。当初は14時30分エディンバラ発=18時51分ロンドン・キングスクロス駅着でしたが、それを2時間ほど前倒しにしたのです。キャンセル料やら何やら費用はかかりますが、やむを得ません。それに保険でカバーされるとのことだったので、迷わず決めました。