月別アーカイブ: 2022年8月

ついに我が家にもコロナの波が!!

●先週土曜日(8/20)の夕方から家人が発熱、翌朝自宅で抗原検査をしたら陽性。これはヤバいということで病院で診てもらおうとしたのですが、日曜日のためかなわず、結局月曜日に。念のため朝イチで抗原検査をしたらやはり陽性。娘があちこち当たってくれ、ようやく自宅近くのクリニックで予約が取れました(テレビによく出ていた東京都医師会会長の先生のところ)。


●改めてPCR検査を受けるまでもなく、自宅でやった抗原検査の結果だけで即「アウト」の診断。高齢者・高血圧・高血糖ぎみと、重症化リスクがそろっているため、それを抑える薬をもらいました。おかげで徐々に体温も下がり、喉の痛みも緩和しつつあるようです。ワクチン接種を4回受けていたのがよかったとのこと。


●濃厚接触者の私と、同居の娘・2人の孫も月曜日の昼前PCR検査を受けたところ、全員陰性でほっとしました。ただ、3年ぶりの開催で楽しみにしていた8/28の「琉球フェスティバル」@日比谷野外音楽堂、8/29〜31の夏季研修会@都わすれ(秋田県)には行けなくなり、家人はガックリ。私も「琉フェス」はあきらめました。8/21のNHKのど自慢@石垣島に、BEGINと夏川リミが審査員で出ていたのがせめてもの慰めでしょうか。


●そんなことで気持ちも下向きになりかけていた昨日(8/23)、素晴らしいニュースが。「北前船フォーラム」のパリ開催(10/17〜20)が正式発表となり、新聞(といっても地方紙ですが)にも報じられたのです。(https://www.sanyonews.jp/article/1299619)。北前船がなぜパリで? についてはFBでおいおいお伝えするとして、とりあえず大きな楽しみができ、ありがたい限り。これから先2カ月、コロナに感染しないよう、細心の注意を払いながら過ごすことにします。(2022/8/24)

人混みのない軽井沢で買い物、酷暑の群馬でゲルニカを鑑賞

●3日間はあっという間。ただ、一度も渋滞に巻き込まれなかったおかげで、どこに行ってもサクサク動けました。最終日はまず軽井沢に立ち寄り。まだ休み前で、人の出もそこそこ。ジョン・レノンが大好きだったというパン屋さんでは家人お気に入りのアップルパイとフランスパンetc. ハム&ソーセージ屋さんでもすんなり買い物ができました。


●軽井沢に別れを告げ、次の目的地・群馬県高崎へ。娘と孫2人の希望を容れて、地場の焼肉チェーン店でランチです。いまや日本一暑い群馬県とあって、車のドアを開けたとたん目がくらむような熱気が。念のため予約を入れておいたのですが、大正解でした。


●食事のあとは最終目的地の県立近代美術館。お目当ては、世界に3点しかない『ゲルニカ』のタペストリーです。光による劣化を防ぐため、1年のうち展示できる期間が限られているため、今年の展示も2カ月間。せっかくの機会なので、2人の孫の夏休み自由研究のテーマにしたらとの思いからですが、はてさて採用してくれるかどうか‥‥。見終わるまで、”パプリカ・ピカソのゲロニカ”などと言っていましたからね。


●3日間の夏休みは日取りがよく、どこも混んでいなかったせいもあり、疲れずに済みました。休んで疲れるのは最悪です。日本ではお盆の時期にしか休みが取れない人が大半ですが、いかにそこを外すか。それさえクリアできれば、本来の意味での「休み」になるのでしょう。(2022/8/11)

添加物なしの自家製ハム、ソーセージを売っています。
人通りのない写真が簡単に撮れました。
このアップルパイ、シナモンが薄めで、わたし的には最高! しかも安い!
美術館のある「群馬の森公園」。
暑かったせいか、人の姿はまばら。
余裕ある空間は、最近の美術館の特徴かも。

©NHK 8/13の昼間、NHK-BSプレミアムで「ゲルニカ」が取り上げられていました。

イタリアンを食べたら、泊まっているホテルもそれっぽく?

●黒部ダムで1時間半たっぷり楽しんだあとは━━。時間はまだ11時。地図をチェックしてみると、1時間足らずで行けそうなところに、ワサビで有名な安曇野[あずみの]が。そのすぐ近くにイタリア料理の店もあるとわかり、まずはそちらに向かいました。


●行ってみると、またまた予約で席が埋まっていたので、先にワサビ農園へ。入場無料のせいもあってでしょう、たいそうにぎっていました。駐車場で車のナンバープレートを見ると、首都圏・東海・関西と各方面から。ワサビが植えられた田んぼは時節柄ビニールシートで覆われていましたが、体をかがめると、冷たい水の中でみごとに成育しているのが見えます。


●レストランに戻り、用意しておいてくれたテーブルに。前日のそば屋さん同様、素材も味も素晴らしく、それでいて値段は東京の半額といった印象。アトホームな接客とあいまって、心地よい時間を過ごせました。アルプスに近いイタリアのドロミーティ地方を思わせる外観もよかったです。


●私たちが泊まっているホテルの難点は食事。朝夕ともバイキングなのですが、メニューが和と中華に偏っていて(味はまずまず)、洋ものがほとんどないのです。それはともかく、エントランス周辺は丹念に手入れされたさまざまな花が配され、夜など、ヨーロッパのリゾート地かと錯覚しそう。ま、イタリアンを満喫できたおかげかもしれません。(2022/8/10)

黒部ダムがこんなに近くにあったとは!

●今回は白馬に2連泊。しかも温泉付きなのでゆっくりできそうだと期待していたのですが、日本人の習い性というか、ボーッとして過ごすことができません。2日目の今日は県境を越え、富山県の黒部ダムに行くことに。白馬村は長野県のほぼ北西端にあるので、黒部までは40分ほどで行けてしまうのです。
●旅の情報集めの落とし穴は、メインの行き先にしか注意が向かないこと。黒部は30年ほど前の夏休み、家族で旅しましたが、そのときも白馬がこんな近くにあるなどということはまったく意識しませんでした。今回はその逆というわけですが、ネットに頼ることが多い最近は、その傾向がさらに強まった気がします。点には強いが面には弱いデジタルの落とし穴かもしれません。
●たとえば鹿児島県に行ったとしましょう。この県は北が熊本県、東北が宮崎県と接しているのに、観光地図を見ると、鹿児島県内のことは詳しく出ていても、県境の先は真っ白。「えーっ、ここから先は何もないワケ?」と言いたくなりますよね。なぜか、全国どこに行ってもこのパターンは変わりません。
●名古屋出身のせいか「ついで」「おまけ」が大好きな私。仕事でどこかに出張すれば、近くのどこかに立ち寄って息抜き・遊びをくっつけるのがほとんどクセになっています。身近に地域限定的な情報しかないと、”ついで・おまけ探し”に時間とエネルギーを割かなくてはなりません。もっとも、それがまた旅の大きな楽しみでもあるのですが。(2022/8/9)

日が出ていたので、ダムの放水と虹が重なりました。
こんな険しいところによく造ったものです。
白・青・緑がそれぞれ強烈に自己主張。
最近、新しい車体が導入されたようです。
人工湖を遊覧船で巡るのはパスしました。

夏休み──信州も、この日は暑かった

●8/8〜10の3日間、コロナ禍のまっただ中ですが、レンタカーで娘一家と信州の白馬村へ夏休み旅行に。お盆休みにはちょい早く、高速道路もスイスイ、上信越自動車道長野ICで降りたのは11時半でした。さぞかし涼しかろうと期待していたのですが、あにはからんや軽く30℃超え。こうなると、日本列島全体がレンジの中といった感じでしょうか。


●さて、信州初日の昼食はやはりそば。店に入ろうとすると、「ご予約は?」とたずねられドキッ。まだ11時半過ぎだというのに、私たちが入って席がほぼ埋まりました。写真のそばランチ(天ざる+炊き込みご飯+小鉢)は味よし・量よし・値段よしで900円と、コストパフォーマンス抜群。ひっきりなしにお客がやってくるのも納得です。


●白馬は、すぐ近くの八方尾根で40数年前スキーをしに来て以来ですが、この季節は初めて。ロープウェイで15分登ったところにある展望台からは北アルプスの山々が間近に見えます。ただ、雲が少し多かったのが残念。その分暑さも多少やわらいでいたのは不幸中の幸いというか。


●ふと下を見ると、展望台のすぐ横にパラグライダーのテイクオフ地点が。最近、シロウトがドローンを使って撮った写真をよく見かけます。たしかに、360度パノラマ、それも三次元とあっては、気持ちをそそられそう。人生一度でいいから”鳥人間”になってみたいと思っているのですが、「やめたほうがいいんじゃない」と家人に言われ、今回もパスとあいなりました。(2022/8/8)

充実した内容に感動です。

店構えはごく普通。

そば屋さんの店先に成っていたのはカリン。
北アルプス最北部に連なる八方尾根の山々。
テイクオフ寸前のパラグライダー。

オオチダケサシ。初めて見ました。
山地の草原、丘陵地などに自生するオオバギボシ(大葉擬宝珠)。
こちらはマルバタマノカンザシという花だそうです。

竿燈は静かな祭━━と思っていましたが、どうしてどうして

●8月3〜5日は秋田県へ。竿燈まつり・さんさ踊り(盛岡)の時期と重なり、新幹線は満席です。そのうえ秋田県内に大雨が降り、盛岡から秋田に向かう「こまち」が運休に。盛岡駅前で、2泊する田沢湖の旅館が差し向けてくれたバスを待っていると、雨上がりの青空に岩手山がくっきり見えました。


●バスで1時間半、県道から脇にそれ、片側が高い杉、逆サイドが断崖絶壁の細い道を抜けると宿に到着。このあたりの空は、人里離れた山間[やまあい]に似つかわしく、”透明度100%”。その空に向かってそそり立つ木々の凛とした緑に、こちらの気持ちもさわやか度100%。


●4日の夜は秋田市で竿燈まつりを楽しみました。以前中国の大連で開催されたイベントで見たことがあるのですが、それは昼間で、しかも郊外の公園。でも、夜、都会の真ん中で繰り広げられる本来の竿燈はまったく別物でした。50個ほどの提灯をつけた、高さ12mの竹竿が一人の手、肩、腰、額に乗せられ屹立する様は、激しい動きこそありませんが、スリリングで迫力満点。


● 竿燈は静かな祭といったイメージがあったのですが、実際その場に身を置いてみると、その間違いに気づきました。時間の経過とともに気持ちがどんどん高揚、ずっとその場にいたくなるのです。演じる側のエネルギーが見る側にも伝わり、両者が一体となってそれがさらに強まるのでしょう。病魔や邪気を払う厄除け、五穀豊穣という地上の願いを天に伝える竿燈の意味合いを実感できました。(2022/8/6)

盛岡駅の連絡通路から岩手山をのぞむ。
雫石あたりを走るバスの中から。
地元の人も、こんなくっきりとした姿はなかなか……と語っていました。
バスの窓から見上げると。
2本の竿燈が連携して。
風にあおられ倒れてしまうことも。
繰り出した竿燈は280本。