ジョン・ウェインからルイ・アームストロングへ

2015年9月6日
L1030730今日はほぼまる1日かけてニューオーリンズまでの移動。ホテル発6時のシャトルバスでオレンジ・カウンティ(ジョン・ウェイン)空港まで。5分もかからずに到着しチェックインしたときは出発時刻まで2時間以上の余裕が。こういうローカルの空港はこじんまりしているので、乗降客が圧倒的に少なく、何をするにも時間がかからない利便さが最大のメリットです。私が惹かれる理由もその点にあります。ロサンゼルスといえばLAX(国際空港)しか知られていませんが、実は、オレンジ・カウンティのほか、オンタリオ、ロングビーチ、バーバンクと、LAXからクルマで1時間もかからないほどの近くに4つもあるのです。

さて、驚いたのは手荷物検査で、PCをカバンから出す必要はありませんし、靴を脱いだりベルトを外したりもせずに済みます。スクリーニングの装置が最新式なのでしょうね。それもあって、あっという間に出発ゲートのすぐ近くまで行けました。

ところが、ここでアクシデントが発生。空港のデザインがとてもおしゃれなので写真を撮っていたのですが、突然カメラが不具合をきたしてしまったのです。写した写真をチェックするための画面はきれいに再現されるのですが、肝心の撮影時に何も画像が見えません。真っ黒のままなのです。そのため、撮影するときは、小さなファインダーをのぞかなければならず、不自由なことこの上ありません。幸先の悪いスタートに気分がガックリ落ち込みます。いまのカメラ(=LEICAなのですが)はホント“呪われている”のか相性が悪いのか、買ってまだ1年足らずなのに、あちこちに不調が出てくるのです。ハズレだったのかもしれません。

ロスから3時間ほどでヒューストン着。乗り換えのため一度機を降り、ターミナルも移動し、別の便で夕刻ニューオーリンズ空港(こちらの別名は「ルイ・アームストロング」空港)に到着。こういうときは荷物がちゃんと着いているかどうか心配なのですが、問題なし。よかったです。空港からホテルへはタクシーを使いました。しかし、ホテルの部屋がまだ準備できていなかったようで、待つこと30分。ようやく部屋に入ったときはすでに5時を回っていました。ちなみに、ニューオーリンズはロスと時差が2時間あるので、最初“稼いだ”16時間はここで14時間に減りました。

ホテルを出てかの有名なフレンチクオーター付近まで歩きましたが、暑いことといったらありません。夕食は広場にほど近い場所にあり、客の入りもよさそうな店にしたのですが、これが大ハズレ。客が多かったのは、便利な場所にあるからということだけのようでした。


そのあと、有名なバーボンスリートを歩いて帰りましたが、今週は「SOUTHERN DECADANCE(=南部の頽廃【たいはい】)」という、年に一度の“同性愛者大集合”の催しがあったせいか、どこもかしこもその世界の人であふれ返っている様子。しかも、今日が最終日のせいもあるのでしょうか、異常なまでの盛り上がりで、町中が大騒ぎです。歩道の片隅でひっくり返って眠り込んでいる人の姿も目立ちます。逃げるようにしてホテルに戻りましたが、まあここまで騒々しいとやはりストレスを感じてしまいます。もっと若い時分に来ていればよかったのでしょうが、やはり年齢のせいでしょうね。

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