エカテリーナ宮殿の前で「君が代」とは!

2015年8月3日

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午前中は「ネヴァ川+フィンランド湾」のクルージングです。といっても、ポンポン船のような船ですから、甲板に上がったりしたの船室に降りたり自由自在で、気楽なものです。前回は行かなかったペトロパヴロフスク要塞のある島をぐるっとまわる大回りのコースでした。この大きな川と湾が、冬になると全部凍りついてしまうというのですが、とても想像できません。

P8030418ランチを終え、バスでエカテリーナ宮殿まで行きます。入口手前の路上に4人編成の楽隊が立っていて、国歌「君が代」の演奏でお出迎え。もちろんチップを払ってあげました。私たちの前では中国人の団体を前に「義勇軍行進曲」を演奏する楽隊もいました。い合わせた中国人のほぼ全員がそれに合わせて歌っています。なかには指揮を執る人もいました。

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P8030477_2宮殿内は相変わらずの人、人、人です。「琥珀の間」に一同、大感動。そちらをあとにし、市内に戻りました。ランチは午後2時からと遅めのスタート。食べ終えるとバスでペトロハヴロフスク要塞へ。いまは造幣局として使われているそうです。中の教会がたいそう立派で、ニコライ王朝歴代の皇帝、王妃の棺が安置されていました。

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ロシアの教会はとにかく、金(ゴールド)が好きなようで、ここもまた中はそこかしこに金箔がほどこされていました。ロシア正教というのは、キリスト教のなかでもどんな位置にあったのか、一度学んでみたくなりました。

夕食は7時から。前回当地を訪れたときランチをした店「1913」でした。夕食を済ませると、今回のツアーを主催しているNPO法人「日ロ創幸会」代表理事のEさんが、畏友・ヴォロビヨヴァ女史のご自宅を表敬訪問するというので、同行させてもらいました。女史は、「人に善をなすことを教え、助け合うこと、思いやりを持つこと、自分を磨いて向上させていくことを重視する」法華経の研究で名を成した方で、「法華経研究の母」ともいわれているそうです。80に近いお歳にもかかわらずすこぶる元気。「博士」といってもたいそう庶民的な方で、通訳をされていたロシアの女性も、その人柄に心を打たれたようでした。

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