2014年8月16日
ホテルを出て、中央駅へ。明日乗る鉄道の乗車券を発行してもらいました。続いて、構内の両替所で日本円をNOK(ノルウェークローネ)に交換。これでやっとひと安心です。
トラム(LRT)でヴィーゲラン公園へ。街中を縫うようにして走るトラムの沿線は、豊かな住宅事情を感じさせる、こぎれいな家が並んでいます。彫刻がそこら中に置かれているヴィーゲラン公園も素晴らしく個性的で、心が大いに和み、癒されました。
1914年にこの地でおこなわれたノルウェー憲法制定100周年記念博覧会の跡地を所有していた貴族が寄付したものらしいのですが、こういうふうに利用されていると、寄付したかいもあったというものでしょう。
広大な敷地を目いっぱい使って配置された数多くの彫刻がこの公園の売りのようです。イメージ的には札幌のモエレ沼公園といった感じでしょうか。芸術家の手が十分に尽くされたという印象を受けました。そういえば、札幌芸術の森野外美術館に、ヴィーゲランの作品が5つ展示されていたのを思い出しました。
公園をあとにして国立美術館へ。エドヴァルド・ムンクの「叫び」の実物を見ました。ほかにも、マネ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソなどの作品がさりげなく展示されていて、かなり充実しています。カフェで軽いランチを済ませ、王宮へ。地味な建物ですが、衛兵の交代式も見られてラッキーでした。
カール・ヨハン通りには多くの人が出て大にぎわい。大道芸人あり、イベントあり。いかにも夏の北欧といった感じの太陽がまぶしいこと。グランドカフェでビターを1本飲んだら、すっかり気持ちよくなってしまいました。時差のせいで頭に疲れが出てきて、足取りの重いこと。地下鉄でホテルに戻ります。