有名な山岳鉄道に乗ってフロムへ

2014年8月17日
今日は珍しく、朝から雨。それも本降りです。これまで3日間、シャワーのような軽い雨はしょっちゅうでしたが、本降りは初めて。これは、せっかくのベルゲン特急も窓からの景色はあきらめなくては……と心配したのですが、列車に乗るころはすっかり晴れていました。北欧ではこの季節、こうした天候が当たり前のようで、1日何回か雨が降るようなのです。

L1100221

12時1分発の特急──日本でいうなら在来線の特急ですから、心地よい速さです──は途中10数カ所で停車し、夕方16時56分にミュルダール着。ここでかの有名な山岳鉄道=フロム鉄道に乗り換えるのですが、標高1100mあたりから20数キロかけて海抜2mの終点=フロムまで降りていくのですから、それはそれは息をのむような景色の連続。トンネルも20カ所ほどあり、出るたびに景色が大きく変わります。

L1100214

ミュルダールを出発して10分ほどで落差93mという「ショースの滝」。ここでは列車を止めて、滝の前で記念撮影をさせてくれます。

L1100229

よくもまあこんな急峻なところに鉄道を敷いたものだと感動しているうち列車は終点フロムに到着。1時間弱の旅です。スイスの山岳鉄道とはかなり様相が違うのですが、何が理由なのでしょうか。窓の外の景色が違うことももちろんあるでしょうが、これは研究の余地があるかもしれません。

 

L1100248_2

ホテルはフロムでもいちばん古いFRETHEIM。すぐ夕食を取ろうと、食堂まで行ったのですが、ヴァイキングスタイルを選択。というのも、前夜、オスロのホテルでフルコース(といってもごく簡潔な内容でしたが)を食べていたので、2日続けてというのはきついと思ったからです。

L1100369_2

海外に出ると、食事はかなりいい加減になります。朝が一番まともというか、バラエティーにもあふれ、量もけっこう行きます。しかし、昼は町歩きの途中ですから、どうしても行き当たりばったりが多くなるのです。それもファストフード系──といっても、マクドナルドとかではありませんよ──がほとんどですから、ごくライトな感じというか、立ち食いとか店先でちょっとつまむといった内容。

夜も、くたびれているときは食べずに眠ってしまったり、そこらのスーパーで惣菜めいたものを買って帰り、部屋で食べたり。それでもあまり当たり外れのないのがいいですね。

しかし、今日のホテルの夕食は期待外れでした。プアな内容のわりに値段が日本円換算でなんと1人分9000円! 何を食べても飲んでも高いノルウェーですが、それにしても……です。ちなみに、ヴァイキングスタイルでなくコースのほうを選んでも同じ値段だそうで、明日はもうどちらも願い下げにしようと決めました。