街の真ん中にある動物園は一見図書館・博物館風でした


2013年12月11日
いよいよ今日が最後。帰国便は夜なので、それまでの時間を利用してフランクフルトの動物園に行きました。ホテルからタクシーで行きましたが、着いたところはとても動物園の入口には見えません。えらく立派な建物が建っているのです。つい何年か前までは、まさしくその建物が動物園の入場口とのこと。見た感じは図書館か博物館・美術館といった印象です。

 

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入場料が安いのは、小ぶりだからでしょう。たしかに、中に入ってみるとコンパクトなサイズで、全部見てまわるのに1時間もあれば十分といった感じです。日中の予想最高気温が4度でしたから、それはそれで助かりました。

 

寒さのせいか室内にいたトラの子どもの可愛いこと。見学に訪れていた小学生の集団たちが大騒ぎしていました。キリンは外にいましたよ! ここは全部で5頭ですが、アフリカ原産の動物のなかでは、どこの動物園でもいちばん動きが活発なのが共通しています。

 

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キリンにお別れを告げ、地下鉄で都心に。最初行ったのは「クラインマルクトハレ」という食品マーケット。小さな店がビッシリ入っているのですが、ちょうどランチタイム時だったこともあり、けっこうな人でにぎわっていました。その中の1軒でパンを買い求め、日本に持ち帰ることにしました。

ドイツはやはりパンです。ホテルのビュフェスタイルの朝食でも10種類くらい出ているでしょうか、とにかく多種多様。しかも、どれも皆すこぶるつきのおいしさです。面白いのは、日本のような真っ白のパンをほとんど見かけないこと。地でつくられているのはすべて茶色というか、皮の部分も中身も天然の感じがします。となると、どのくらいの期間もつかはわかりませんが、この季節ですから、まあ4、5日は大丈夫そうだということで、2種類、それぞれ500グラムずつ購入したしだい。

 

ランチは昨日同様、日本食。近くに「にしき」という名前の店があったので、そこで食べました。前夜とはうって変わって真っ当な店で、値段もごくリーズナブル。それでいて味もよく、ここなら安心して利用できます。焼き魚定食は久しぶりに「日本」を感じさせてくれました。

いま世界中が寿司を中心にした日本食への関心が強いようで、ここフランクフルトも回転寿司やラーメンの看板が目につきます。しかし、外国の人はともかく、日本人の胃袋を満足させてくれる店となると、なかなか見つかりません。ニュージーランドではありませんが、看板には「日本料理」とか「寿司」とあっても、経営者は韓国人・中国人、作っているのはミャンマー人・ベトナム人といったパターンが多く、でき上がってくる料も、「これが日本かよ!?」といったものばかり。それでも醤油さえきちんとしていれば、私たちの舌もなんとかごまかせるものです。その点、昨夜の店は醤油がおかしいというか、どこ仕様なのかはっきりしない感じで、それも不満を抱いた理由です。看板には「Kikkoman」とあったのですが……。

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