日本にはない「川」の楽しみ方かも……

2013年8月8日
今日もまたピーカン。まずは恒例の動物園訪問です。ホテルから地下鉄で20分ほどで到着したのですが、残念ながらキリンはいませんでした。L106038620130808 仕方なく、園内のそこここに置かれているオブジェの中にカバがいたので、ツーショットで。それにしても、この動物園は植物園と一体になっており、これがまたえらく立派な建物でした。もともとすべて「王立」というか、ブルボン王朝の時代につくられた施設ですから、それも当然。ウィーンの動物園のときもそうでしたが、要は王様や王妃の道楽の一つでしかなく、庶民は、楽しむどころか、足を踏み入れるのもご法度だったにちがありません。

動物園の近くにモスクがありました。パリはご承知のとおり、かつてフランスがアフリカに多くの植民地を持っていた関係で、アラブ系の人たちが数多く済んでいます。そうした人たちが自身の信仰を建負ける場として、この種の施設がいくつかあるようです。時間があったのでちょっと立ち寄ってみたのですが、ちょうどお昼前で、モスクそのものはクローズ。本当は中をちょっとのぞいてみたかったのですが、残念なことをしました。

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その代わり──でも、なんでもないのですが──、入口近くにカフェあり、そこで、あまり見たことのないアラブ系のスイーツを見つけました。好奇心旺盛な私ですから、試してみないわけがありません。というわけで──。

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朝から午後は「サンマルタン運河クルーズ」を楽しみました。前日の夜、ネットでいちおう予約を入れておいたので、乗船はスムーズ。 バスチーユ近くのアーセナル船着場から出発する小さな船──といっても乗客は200人ほどいました──で出発です。

低いところから上流に向かってさかのぼっていくので、途中何度も閘門があり、そのたびに水深を調整するためストップします。L106041020130808 それを近くでながめている人たちもおり、とにかくのんびりとしたクルーズでした。

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2時間余をかけてようやく目的地ラ・ヴィレットに到着。ここにはパリの最西北にある大規模な公園があり、その真ん中を運河が走っています。L106043420130808 音楽博物館とラ・ヴィレット公園、片方にはジェオード(球形映画館)と科学産業博物館など、モダンな建築が数多く並んでいます。その建設と同時につくった人工湖の岸辺では、ヴァカンス時期と重なっているためか近在の人たちが遊んでいました。

そこからさらに上流に向かっていくクルーズもあるようですが、日本ではなかなか見られない遊び方といえます。ヨーロッパというのは、どこの国に行ってもこの種の運河が張り巡らされており、それを利用すると、それこそフランスからブルガリアあたりまで行けるとも聞いたことがあります。

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帰りは地下鉄で一路都心へ。30分も経たないうちに戻ることができました。デパートをのぞき、靴などを買い求めましたが、さすがプランタン。その大きさは半端でなく、日本からの客もけっこう目にしました。

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夕食はホテル近くの中華料理店で。

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