●まあ、ひどい雨でした。今日は調布の神代植物園で、少しくらいの雨なら、傘を差しながら花を楽しめるのではと淡い期待を抱いていたのですが、とんでもない話で。途中、吉祥寺でランチをとの構想も、周辺が大渋滞であきらめるほかありませんでした。仕方なく、少し先の三鷹まで行き、以前夜に入ったことのある居酒屋に駆け込みました。昼間もハンパなしで美味しかったですよー。帰り道、荻窪のスーパーに立ち寄ったら、「中島航空機発動機発祥の地」の碑に出会いました。そんなオマケもあったりします。
●さて、明日も雨予想ですが、どの程度なのでしょうか。東京はアラートが解除になり、ほぼほぼ規制もなくなったものの、遠出は自粛するのが賢明そう。そんなわけで、無類の旅好きである私もこの3カ月はもっぱら近場をウロウロし続けています。「マイクロツーリズム」ともいうそうですが、たしかに、遠くに行くのだけが旅ではありません。これまでもっぱら、その逆=マクロツーリズムを追い求めできた私ですが、コロナ禍に遭遇したことで、ごく自然に転向しつつあります。
●しかし、それよりもっと近くへの旅はテレビではないかと。3月に入ってから観る機会がめっきり増えました。といっても、観るのは映画、食べ物テーマの番組、ニュース、ドキュメントがほとんど。そうした中で強烈な吸引力で私を引っ張るのが『空港(駅・街角)ピアノ』です。今夜オンエアされたベストセレクションはこれまでの名場面の数々が。世界15の都市が取り上げられていましたが、どれも目頭が熱くなるものばかりで、なかでも、ロンドンのセントパンクラス駅篇に登場した91歳のお年寄り(元花屋さんの男性)の演奏はホント素晴らしかったです。
●3年前、一緒に旅した男性が同じ駅の同じピアノを弾いてくれたことがあるだけにいっそう親しみを感じたのかなぁ。これほどまでにテレビが新鮮に感じられたことはありません。いい意味でも悪い意味でも「発見」の連続で、究極のマイクロツーリズムという気がします。




Facebook Post: 2020-06-13T22:15:51