歴史的なウェールズ戦は、残念、テレビ観戦

2013年6月16日
「歴史的瞬間」をナマで体験するチャンスを逃してしまいました。仕事が立て込んでいて、というか〆切に迫られている事情で、息抜きもままならいため、観戦に行くつもりだったラグビーのウェールズ戦@秩父宮。予定表に。今年の2月あたりに書き込み、ずっと青字(「確定していない」の意)だったのですが、とうとう3日前にdeleteせざるを得ませんでした。

結局、テレビで観ることになってしまったのですが、なんと、勝ちました。23対8の快勝で、ウェールズ相手では1973年の初対決以来ですから、40年間かかったことになります。また、SIX NATIONS(6カ国対抗)に属する国相手の「テストマッチ」で勝利したのは1989年のスコットランド戦以来のことですから、すごいことです。

その前の週、大阪・花園での試合もあと一歩だったのですが、PG(ペナルティーゴール)を2本も外してしまい。勝てずに終わってしまいました。それを1週間で修正しての勝利ですから、やはり価値があります。こんどのヘッドコーチ=エディー・ジョーンズの腕がいいのか、選手たちの力が着いてきたのか、それともメンタルな面が成長したのか、それはこれからおいおいわかるのでしょうが、ともかくも、おめでとう! です。

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たしかに、ウェールズのメンバーは“1・5軍”ですし、気候的にも日本独特の蒸し暑さの中という優位さはあったものの、スクラムハーフの田中の動きは素晴らしい物がありました。さすが、日本人ただ一人スーパーラグビーでプレーしているだけのことはあります。田中の果敢な動き、とっさの判断力はやはり「スーパー」で、それに引っ張られるかのように、ほかの14人も動く感じです。それに、イージーミスが減っています。5年前、そして去年のワールドカップのときのように、そこを衝かれて相手に逆襲されるとなす術もなくやられっ放しということはありませんでした。

何より「変わったな」と思わせるのは、チーム全員が声を出していたこと。テレビを通じてでさえ、かけ声が聞こえていましたから、コミュニケーションがよく取れているのでしょう。ですから、15人が1本の糸でつながっている感じがありありと伝わってきました。このまま伸びていけば、もっと強くなれそうです。観客も21062人で、2004年以降の代表戦では最多。あーあ、その1人になれなかったのはホント残念!(写真はサンケイスポーツHPより転載しました)