やっぱり強い村上幸史!

2013年6月9日
 昨日は調布にある味スタに行ってきました。日本陸上選手権の観戦です。世界陸上は何度も観ているのに、日本陸上は初めてというのが、自分でもおかしな気がします。

L1060238  ヤリ投げと男子100メートルの決勝がお目当てですが、同じことを考える人はいっぱいいるようで、観衆はなんと1万7千とか。国内でこれだけ多くの人を集める陸上の大会もそうはないのではという気がします。やはり強い選手が出れば、観に来る人も多いということです。100メートルは日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀が出場するというので、S席は大会前に売り切れだとか。といっても、S席自体、150ほどしかないそうです。しかも、その値段も3千円。

 でも、日本陸連も弱気だなという感じがします。いくらこれまでたいした数の観客しか集まったことがないといっても、ちょっと自信なさすぎではないでしょうか。同じ地平で比べるのはかわいそうなきもしますが、世界陸上など、S席から売れ始め、値段も日本円で3~4万円です。

L1060237  さて、気温は多少高いものの、湿度はそれほどでもなく、天気も晴れに近い曇りという、陸上としては絶好のコンディション。今回は、洛南高校(京都)3年生の桐生祥秀が大注目。ゴール近くには100人近いカメラマンが陣取って「その瞬間」を待ち受けていましたが、残念ながら10秒25止まり。優勝はロンドンオリンピックにも出た山縣亮太(慶應大)で10秒11でした。9秒台なんて、そんな簡単に出るものじゃありませんからね。

L1060248 L1060249 ヤリ投げも、ベテランの村上(32歳)が、ここのところ急上昇のディーン元気(早稲田大)を抑え堂々11回目の優勝。6投目での逆転勝利でした。投てき種目は、若さだけでは勝てないのがよくわかります。今日のハンマー投げで日本選手権19連覇を達成した室伏広治も38歳ですからね。でも初優勝は20歳のときということになるので、その非凡さがよくわかります。どちらも、世界陸上が楽しみです。