●東京都内でホテルに泊まるなどとは考えもつきませんでしたが、大相撲観戦との組み合わせに魅かれ「Go to」してしまいました(先回、14・15日とお伝えしたのは間違いで、正しくは16・17日)。前夜セリ鍋を食べた興奮も冷めやらぬまま6時前に起床。そこで、朝食前に日比谷公園を散歩しようと思い立ちました。
●野外音楽堂には学生時代以来、何度も行っていますが、それ以外はほとんど知りません。日比谷公会堂の横から中に入ると、まばゆいばかりのイチョウがあちこちに。さらに奥に進むと、ドイツ式の庭園が目の前にあらわれました。その先には、平和憲法の発布を記念してアメリカ市民有志から贈られたという青銅製の「自由の鐘」も。
●江戸時代には大藩の上屋敷が立ち並んでいたこの一帯、明治維新後は空き地となります。その後しばらく陸軍の練兵場として使われ、公園になったのは1903年。江戸時代にあったお堀を利用した池や、鋳物で作ったガス灯など、見るものには事欠きません。
●園内でいちばん高い場所が三笠山。私も山登りにチャレンジ(ちと大げさですが)、この公園の素晴らしさを改めて実感しました。フィリピン独立の父ホセ・リサールの銅像もあります。ニューヨークのセントラル・パークに立つホセ・マルティの像に比べるといかにも地味ですが、公園の広さ(日比谷=0.162㎢対セントラル・パーク=3.41㎢)を考えれば当然かもしれません。それにしても、東京の奥の深さときたら。私のマイクロツーリズム、まだまだ続きそうです。








Facebook Post: 2020-11-21T21:56:23