埼玉で出会った”アメリカ”──私の「マイクロツーリズム」⑫

●26日から、未踏の70代に突入。その3日目の昨日、早起きして行ったのは、埼玉県三郷(みさと)市にある“会員制倉庫型小売店”COSTOCOです。ご存じの方もいるでしょうが、店舗に搬入された商品をパレットに載せた状態のまま並べて(積んで)売るスタイルで、倉庫にも似た売場は、天井高が10m近くありそうなほど巨大。商品管理や陳列にかかるコストが徹底的に抑えられるので、値段も当然格安です。
●ただし、食品、日用品を問わず、通常のスーパーのような1個売りはありません。すべて半ダースとか20個入りとか、肉もキロ単位、とにかくビッグロットなのです。ちなみに、写真のサーモンは1300g、パンは20個、コーヒー豆は900g、トイレットペーパーは30ロール! そのため、一族郎党、あるいはご近所どうしで来店し、購入後に分けているシーンをあちこちで見かけました。10歳の孫と私のバースデーケーキも、縦15㎝・横40㎝・高さ8㎝はありました。
●アメリカで生まれたCOSTCOはいま、世界12カ国に789店(うち日本国内には27店)あるそうです。私が初めて行ったのは20年近く前、ハワイのホノルル店。大型テレビが箱詰めのまま何段も、壁のように並んでいるのを目にし、「アメリカ」の“大きさ”を改めて実感させられた覚えがあります。
●日本国内に”アメリカ”を感じさせる場所はいくつかありますが、ディズニーリゾートのように、大なり小なり日本流のアレンジが加わっているところがほとんど。その点COSTOCOは99%“アメリカ”と言っていいでしょう。ガソリンスタンドも完全なアメリカンスタイル。給油はセルフで、支払いもカードのみ。その代わり安いです! もちろんコーヒーと違い、中身がアメリカンなんてことはありませんよ。

Facebook Post: 2020-11-29T08:45:32