●今日の昼食は台湾ラーメン。名前からすると台湾発祥のように思えますが、実際には名古屋生まれです。豚の挽肉、ニラ、モヤシなどを唐辛子と炒め、しょうゆベースのこれまた辛いスープ&麺に盛った台湾ラーメン。市内の中華料理店の7割近くが提供しているご当地グルメで、我が家で食べるのも名古屋が本社の「寿(す)がきや」の品。舌にピリッと来る辛さがたまりません。辛さが尾を引かないのも台湾ラーメンの魅力といえます。
●昼食を終えて向かったのは新国立劇場のオペラハウス。そこでオペレッタなるものを初めて鑑賞しました。ついこの前までオペラとの区別もつかなかったのに、これまたコロナ禍の産物かも。オペラはほぼ全体が音楽中心で作られているのに対し、オペレッタはセリフの部分が多く、演劇的要素がより強いのが特徴。日本では以前「喜歌劇」と訳されていたように、コミカルな内容と筋書きのものが多いようです。
●オペラのほうは夏の暑い盛り、銀座の東劇で映像作品として楽しみましたが、今日のオペレッタ『こうもり』は生の舞台です。この作品、ドイツ語圏では、年末年始の定番とのこと。日本の『忠臣蔵』みたいなものでしょうか。日本人受けしそうなギャグをときおり織り込むなど、台本にも柔軟性が。呼び名こそよく似ているものの、オペラは芸術、オペレッタは芸能といった印象を受けました。
●夕食は自宅でサーモン丼。前日COSTCOで購入したものを熱いご飯に載せただけのシンプルなメニュー。オペレッタ鑑賞という「非日常」の時間を際立たせるのに、台湾ラーメンとサーモン丼という、ごくありきたりの「日常」が大いに貢献したように思えます。




Facebook Post: 2020-11-30T16:12:08