冬間近の満月、自分を見つめ直してみたら

●予想以上に長びくコロナ禍の中、気になるのは健康維持の問題。昨日、朝刊1面の書籍広告を見ていると、こんなコピーが飛び込んできました。「健康診断はやばい。クスリと書いてリスクと読む。運動し過ぎると早く死ぬ。もっとコレステロールを。金はどんどん使う。明日は明日の風が吹く……」。私とカミさんが日ごろ交わしている会話に出てくる言葉がズラリ並んでいます。
●著者は? と見ると、精神医学者の和田秀樹氏。先行きをあれこれ心配するより、根拠はなくてもすべてプラス思考でいったほうが楽しく生きられますよと。古希を過ぎれば、いつお迎えが来てもおかしくはないわけですから、こうした考えに立ったほうが疲れずにすみそうです。私もこれまでもほぼほぼそんな風に生きてきたので、ストレスもほとんどなし。もっとも、そのぶん周りにストレスを撒き散らしてきた恐れはありますが(笑)。
●夜は満月。ビーバーが越冬に備え巣作りを始めることから、英語圏ではBeaver Moonとも呼ばれているそうです。ただ、”人生の冬”がいつ来るかなど予測不能。それよりも”春”のことだけ夢見ていたほうがよさそうです。井上陽水も「満月 空は満月 明日はいとしいあの娘に逢える」と歌っていましたし。
●行ってみたいところ、食べてみたい物、体験してみたいことは日ごとに増えるばかり。でもそれが、1日も長く元気でいようというエネルギーに変わっていくのではないか━━。月を見ながら(体に悪いと言われる)タバコを吸っていると、希望的観測が確信に変わってきました。

Facebook Post: 2020-12-01T07:04:48