東海道五十三次バスツアー⑤

●4日目(12月11日)は岡崎宿を出て桑名宿、亀山宿、関宿を訪れ、草津宿から琵琶湖湖畔のホテル(守山市)まで。そして5日目は、午前中大津宿の古い町並みを歩き、瀬田の唐橋、石山寺と回りました。大津は、平城京・平安京より前に都が置かれたこともある場所。いまから400万年前にできたという琵琶湖の周辺は、想像以上に古い時期から開けていたようです。
●ガイドの口からは、日本史で勉強したはずなのに忘れてしまった人名や事件名が次々と飛び出してきます。最終日(12月12日)京都の三条大橋で、数々のことを学びました。橋脚の一部は豊臣秀吉の時代のものであるとか、幕末の池田屋事件のとき橋まで追いかけてきた新選組隊士がつけた刀傷が擬宝珠(ぎぼし)に残っているとか…。どれも初めて耳にすることばかりで、歴史との距離が一気に近づいたような気がします。
●今回のバスツアーで回ったのは東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府の1都1府5県。でも、気持ち的には7つの外国を訪れたような感じがします。当たり前の話ですが、日本国内にも、見ず知らずのこと・ものがまだまだいっぱい。桑名や草津など、別の機会にゆっくり訪れてみたいと思いますし、琵琶湖の周辺には、好奇心をそそるものがふんだんに詰まっていそうです。
●旅に出ると、かならず別の旅を思いつく──これは私の持論。ほぼ1年ぶりに乗った新幹線での帰り道、「Go to」があろうがなかろうが、コロナ禍が収束しようがしまいが、いずれまた足を運ぶことになると確信しました。

Facebook Post: 2020-12-15T19:30:11