静かにじっと過ごすお正月は久しぶり

●元旦の夜の楽しみは、NHK Eテレでウィーンフィルのニューイヤーコンサート。今年はコロナ禍もあり、無観客でおこなわれましたが、見ごたえ・聴きごたえ十分の3時間でした。ラストの「美しき青きドナウ」とアンコールの定番「ラデツキー行進曲」を聴くと、新しい年が始まった! という実感が湧いてきます。
●とはいえ、コロナ禍のためあちこち出かけるわけでもなく、子どもや孫たちがやって来るわけでもありません。ここ10数年続いていた京都での仕事(1月2・3日)も今年は中止になり、久しぶりにの〜んびりした三が日を過ごせそう。今日もずっとテレビの前で、箱根駅伝、大学ラグビー準決勝、高校時代の友人がプロデュースしたドラマ「若冲」(NHK)と、切れ目なしです。
●お正月といえばとにかく”静か”というのが、子どもの頃の記憶。車も走っていなければ、買い物に出かける人も皆無。たまに聞こえてくるのは、初詣から帰ってくる近所の人の足音くらいだったでしょうか。どこの家でも、コタツでミカンを食べながらテレビを見たりトランプをしたり。”社会全体がお休み”というのがお正月だったように思います。
●そんな時代がずーっと続いていれば、コロナ禍などというのも起こらなかったかもしれません。動けばかならず反作用があるのが世の中の法則。私も「動きたい」と思っている一人ですが、その場所と範囲についてはよほど慎重に検討する必要がありそうです。━━な〜んてきれいごとを書いてしまいましたが、さて、どうなることやら。

Facebook Post: 2021-01-02T17:56:03