渋沢栄一に敬意を表しつつ、甘いものをほおばる

●聖バレンタインデーの明日からスタートする大河ドラマ「青天を衝け」。その主人公・渋沢栄一の誕生日が今日。そして昨日は、偶然にもその銅像に出くわしました。場所は日本銀行本店近くの常盤橋公園。公園といっても、首都高速の地下化や周辺一帯の再開発工事のため現在は閉鎖されており、銅像だけが残された形になっています。オリジナルは1933年に作られましたが、太平洋戦争中の金属類回収令で撤去されてしまい、戦後の1955年に再建したものなのだとか。
● はからずもタイミングよく渋沢の銅像を見られたわけですが、実を言うと、これは日本橋三越で開催中の「あんこ博覧会」のおかげ。14日が最終日だというので、混雑を避けるにはこの日しかないということで行くことにしました。会場に着いたのは午前11時だったのに、浅草・亀十のどら焼きはすでに売り切れ(浅草まで行けばあっさり手に入るのですがね)。
●それを横目に、まずは札幌名物「月寒(つきさむ)あんぱん」に大きな栗がそっくり包まれた「まるごと栗あんぱん」をゲット。続いて、福井の冬の定番スイーツ「水ようかん」。福井の水ようかんは黒糖がベースになっているため糖度が低く、保存が効きません。そこで、気温の低い冬に廊下や縁側に置いて天然保存し、それをコタツに入りながら家族で食べる習慣があるのだとか。たしかに、さっぱりした風味で、おいしくいただきました。
●もう一つ、長野県飯島町(飯田市の北)から出品されていたモンブランも購入。いちどきには食べられないので、それぞれ賞味期限のチェックは必須。渋沢栄一も甘いものが好きだったそうですが、ここまで執着はなかったかも。いちばんの好物は煮ぼうとう(生地の埼玉県深谷市で穫れる野菜をふんだんに使い、幅広[約2.5cm]で厚め[約1.5mm]の麺を生の状態から煮込んだもの)だったと言いますから、質素な食生活を送っていたのでしょう。そうでないと、あれほどの偉業は成し遂げられないような気がします。

Facebook Post: 2021-02-13T17:20:49