トンガにも、やっぱり負けたJAPAN

2011年9月21日
今日は、予選プールで日本代表が勝てそうだと目されている相手トンガとの試合。そのためか、ニュージーランド戦をはるかに上まわる日本サポーターがスタジアムに駆けつけていました。パイヒアからバスで南へ1時間少々、フワンガレイという町にある素朴なスタジアム(ノースランド・イベンツセンター)は3万人収容ですが、おそらく1000人以上の日本人がいたでしょう。

L1010687

だが、しかし、です。今日もまた日本代表は、「らしさ」をまったく発揮できないまま負けてしまいました。ボールのハンドリングミスは相変わらず。パスも必然性に欠けるというか、パスのためのパスのような印象を受けます。家人はそれを見て、「勝てない時代の日本のサッカーと同じよね」というのですが、的確な表現だと思いました。なんというか、なぜ、このタイミングで、この相手に──その意図が見て取れないのです。

L1010696

トンガは世界ランクでは日本とさして変わりありません。しかし、体格的には日本を上まわっていますし、スピードもあります。ただ、プレーに粗っぽさがあるのが難点で、そこに日本のつけ入るスキもあったように思えたのですが、それと同じレベルでしか戦えませんでした。フランス相手のときはそこそこ戦えたのに、トンガのレベルに合わせてしまうものですから、日本の持ち味が出せるはずもありません。

試合前、ヘッドコーチのカーワンを先頭に代表チーム全員で、ヒーリング・スポットともパワースポットともいわれるワイポウア・フォレストに行ったそうです。ここには、樹齢2000年というカウリの巨木(タネ・マフタという)があるのですが、そのパワーを得て精神面を強化しよう(要は厄払いですかね)としたそうですが、それもとうとう実りませんでした。どうにも欲求不満の試合でしたが、あとはカナダ戦の勝利を祈るしかありません(おそらく負けるのではないかと思いますが)。