2011年9月16日
緒戦のフランスとのゲームを落とした日本代表、昨日はオールブラックス戦でした。もちろん、勝てる見込みなどまったくありません。それでも、2005年大会の145対17という最大得点差の試合をされた屈辱を少しでもいいから晴らしてほしいという願いが日本人の私にはあります。
試合会場は、オークランドからバスで2時間ほどのハミルトンという町にあるワイカトスタジアム。今回の大会は、予選プールの試合がニュージーランド全土でおこなわれるようになっています。といっても、どこもみな交通の便がそれほどよくないため、移動の手段はバスがほとんど。クルマとか鉄道もなくはないのですが、海外からやってきて、そうしたことに慣れていない私たちのような者にとってはバスしかありません。
小さなスタジアムですから、会場はギッシリ満員。日本のサポーターも、圧倒的な少数派ではありますが、そこここにいます。残念ながら結果は83対7。内容的にもいまイチ、いやいま2でした。ニュージーランド代表チームは試合前にハカという短い踊りを披露するのですが、その迫力に負けないよう、日本代表は事前に周到な準備をしたと、地元の新聞には書かれていましたが、それも功を奏さなかったようです。
大事な場面どころか、なんで? と首をかしげたくなるようなところで単純なハンドリングミスをしたりペナルティーを犯したりなど、最初から最後までほとんどいいところなしといった感じでした。
しかも、このあとのトンガ戦やカナダ戦のことを考えてなのか、主力メンバーを温存、リザーブの選手を中心に起用していました。私にいわせるなら、ニュージーランドに対し失礼というか、せこいやり方ではないでしょうか。おそらく日本でもさまざま議論が起こるでしょうが、なんとも残念な一戦でした。