2011年9月1日
私たちの泊まっている新羅ホテルの中に、韓国最大という免税店があります。ちょっとのぞいてみたのですが、たしかに広いこと、広いこと。お客さんの数も相当なもので、おそらく9割近くは、「円高」で喜んでいる日本人でしょう。
それはそれでいいのですが、お客の中に、なぜか日本の高校生のグループがいたのには驚きました。それも、韓国の旅行会社の旗を持った人に連れられてきていたので、修学旅行なのでしょうが、高校生がこういうところに来ていいのですかね。親や兄弟姉妹、親戚などに買い物を頼まれたのかもしれませんが、頼むほうも頼むほうだと思いますし、そうしたリクエストを、どういう形であれ満たしている学校も学校です。なんだか、うそ寒い気持ちになりました。
8月27日に、韓国のバイタリティーについて記しましたが、こういう姿を見ると、ますますその思いを深くします。韓国では、小中学生の280人に1人が海外留学を経験するそうです。それに対し日本は、高校生でも1000人に1人。近ごろは、大学生も海外留学をしたがらないと聞きます。プサンのホテルで英語を流暢に話す韓国の若者をたくさん見かけましたが、どうもそのあたりに理由があるのかもしれません。