2011年8月30日 今日が私たちの観戦最終日。初日ボルトが100M決勝でまさかのフライイング失格いてしまいましたが、じつは、昨日も大きなアクシデントがありました。男子110Mハードルで、北京オリンピックの覇者・劉翔を破って金メダルを取ったかと思ったキューバのロブレスが、これまた失格になってしまったのです。劉翔の走路を妨害したというのがその理由でした。
ホテルに戻って、詳細なビデオ映像とともにそれが報じられているのを見ると、なるほど納得の判定でした。そのため、今日の朝の報道を見ると、「デイリープログラムの呪い」という言葉が出ていました。ボルトもロブレスもたしかに、デイリープログラムの表紙を飾っていました。(写真出典は www.adelaidenow.com.au )。
では、今日のデイリープログラムの表紙はというと──。これが、女子棒高跳びのイシンバエワなのです。その呪いは生きていたようで、イシンバエワはあえなく6位に終わってしまいました。
それでも、前回のベルリン大会での「記録なし」よりはましです。ベルリンでは、最初のうちずっとパスしていて、いざ初めて跳んだときはすべて失敗だったのですから。要するにきちんとバ-を越えた場面を一度も目にしなかったのです。今回は5M65は成功する場面を見られたので、それでよしとするしかありません。
まあ、陸上競技の常といってしまえばそれまでですが、こういうことが3日も続くと、これから先デイリープログラムの表紙を飾る選手には妙なプレッシャーになることはまちがいなさそうです。