初めて聞いた「君が代」 やったぜ、室伏!

2011年8月29日
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今日は私たちの「世界陸上観戦史」の中で歴史的な日になりました。スタジアムで初めて君が代を聞いたのです!

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男子ハンマー投げの室伏が金メダルに輝いたのですが、ホント、胸が熱くなりました。2005年のヘルシンキ大会以来、これまでのべにしたら15回以上、スタジアムに足を運んでいる私たちですが、日の丸は何回か見たものの、君が代は初めて。耳にタコができるほど聞いている「星条旗よ永遠なれ」はともかく、中国の「義勇軍行進曲」もハイドン作曲のドイツ国歌(「ドイツの歌」というのだそうです)も、フランスの「ラ・マルセイエーズ」もイギリスの「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」も、国歌というのはやはり、どこか違った趣があります。そのため、こういう場で、一度でもいいので君が代を聞いてみたいと思っていたのですが、とうとうその夢がかないました。

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フィールド種目でも投擲やジャンプは、1回目の試技でいかにいい記録を出すかが勝負です。そうすれば、ライバルが冷静さを失う可能性が高いからです。今日の室伏はまさにそれでした。

1投目で12選手中のトップ、2投目で記録をさらに伸ばし、ライバルたちの追随を許しません。6投目に入るまで、80mラインを超える記録を出していたのは室伏ひとりでした。土壇場、2位につけていたハンガリーの選手があわやという伸びを見せたのですが、6センチの差で届かず。室伏の金が確定したときは最高の気分でした。

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しかも、その日のうちに表彰式がおこなわれたため、日の丸の旗が上がるのを見、君が代も聞くことができたのです。世界陸上に通っていたかいがありました。室伏選手、ありがとう!

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