イタリアでのドライブは技術が必要かも

2011年5月20日
18日から、ナポリの南東、クルマで1時間半ほどのところにあるポジターノに来ています。アマルフィに比べると知名度はいまイチですが、雰囲気はこちらのほうが断然すぐれているように感じます。日本でいうなら、アマルフィは熱海とか江ノ島といったイメージでしょうか。それだけに、訪れている人の多いこと。
それに比べポジターノの魅力は、落ち着きにあります。それとサイズがコンパクトで、30分も歩けば、主だったところはすべてカバーできます。世界中、とくにアメリカあたりからお金持ちが遊びに来ているらしく、町中に英語が飛び交っていました。
それにしても、ナポリからポジターノへの道のりは大変でした。借り出した日のハプニングについては前回ご報告したとおりですが、今度は走ることそれ自体に問題があることがわかったのです。
ナポリとの行き帰り、高速を走っているときはスムーズでしたが、市内に入ると、もう大変。それでなくても狭い道の両側に路上駐車のクルマがビッシリ、残されたスペースを対向車がかなりスピードを出しながら走ってきます。その間をもっと動きの俊敏なバイクが、それこそ飛んでくるような感じで走ってきますから、もう冷や汗の連続。こんなところを走るのは金輪際お断わりといった気持ちになりました。
翌17日は終日、旧市街を歩いてまわったので、クルマはホテルの駐車場に置きっぱなし。そして、18日にチェックアウトし、一路ポジターノに向かいました。高速を出てソレントの町で昼食。ポジターノに向かったのですが、これが山道でくねくねと曲がっており、そこへまた対向車がひっきりなしに走ってくるのですから、またもや冷や汗の連続でした。オートマチックのナビ付きという条件で借りたので助かりましたが、もしマニュアルのナビなしだったりすれば、果たして目的地までたどり着けたのかどうか。
行く前は、ポジターノに着いたら、そこからクルマでアマルフィまで行き、そこから足を伸ばしてラヴェッロあたりも訪れてみたかったのですが、とてもとても、そんな気分にはなれませんでした。結局、ポジターノの私たちが泊まったホテルのまん前から出るフェリーでアマルフィまで行くことにしました。