沖縄でプロのバスケに触れて興奮

今日、沖縄から戻ってきました。前回行ったとき(11月5~10日)、この期間に魅力的なイベントが連続して開催される情報を得たので、予定をこじ開けて、今月も11日から行くことにしたのです。12日はバスケットボール「bjリーグ」の試合(うるま市)、13日は、今年かぎりで活動にピリオドを打つ原信夫とシャープス&フラッツのラストコンサート(沖縄市)、そして15日は大相撲の巡業(浦添市)でした。

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bjリーグというのは、バスケットボールファンなら知らない人はいないでしょうが、日本唯一のプロバスケットボールのリーグ。2009年12月現在、全国に13チームあり、その1つが琉球ゴールデンキングス(2008~09シーズンは優勝)なのです。

もちろん、プロとはいっても、実力も人気も、またビジネスという面から見ても、アメリカのNBAには遠く及びません。というか、日本ではまだバスケットボール自体が、マイナーなスポーツにとどまっており、競技レベルもいまイチといわざるを得ません。当然のこと、ファンの数も圧倒的に少ないのが実情です。長い間、実業団(社会人)のスポーツとして定着していましたから、プロ化に際してもまだ統一した方向が定まっていないという問題もあります。

ただ、アメリカと日本の人口比(アメリカは日本のほぼ2倍)を考えると、日本のプロスポーツの実態はなんともさびしい感じがします。というのも、日本は野球、サッカー、そしてバスケットボールしかプロがない(個人競技は除く)のに、アメリカはこのほか、アメリカンフットボールとアイスホッケーがあります。アメリカのプロバスケットボール(NBA)のチーム数は30、観客数は1試合平均、最高で2万人を超え、最低でも1万3千人だそうです。

それでも、バスケットボールのスピード感は野球やサッカーの比ではありません。ちょっと下を向いてドリンクを飲んでいる間にもシュートが決まるのですから、試合開始から最後まで、息つくひまもないのです。沖縄は長い間アメリカの占領下にあった影響もあるのでしょう、バスケットボールの人気が高く、観客数もbjリーグの中では断トツです(平均で2千7百人ほど)。ふだん、ゆる~い生活をしている沖縄県民にとって、バスケットボールはとても新鮮に感じられるのかもしれません。

もちろん、応援も力が入っており、部外者の私が見ても、興奮させられます。その日観戦した、うるま市の具志川総合体育館は正直、かなり貧相ですが、それでもひとたび試合が始まればそんなことはすっかり忘れ、声を枯らしながら声援を送らせてもらいました。