40年以上(!)ぶりの山登りに感動

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 一昨日は、「街魅シュラン」の取材で小田原市に行きました。久しぶりに乗った小田急ロマンスカーは、箱根方面に行くグループでけっこう込み合っていました。近ごろどこの観光地に行っても感じることですが、リタイアした団塊カップル、それと熟年世代の女性グループばかりが目立ちます。皆、元気いっぱいです。

 お昼前に小田原駅に到着。ホームの上は総ガラス張りで、規模は及びませんが、ヨーロッパのターミナル駅を彷彿させます。日本とヨーロッパの鉄道、とくにターミナル駅の設計はヨーロッパのほうが断然優れているように思っているのですが、それに負けるとも劣りません。JRの小田原駅と一体ですから、コンコースも広くて明るく、着いただけで、日常から解放された気分を味わえます。
 小田原はもともと城下町。それもハンパな規模ではありません。一時期は関八州全域を治めていた北条氏の本拠地ですから、それも当然でしょう。その小田原城を1年がかりで、さまざまな策略を用いながら落としたのですから、やはり豊臣秀吉の強さはたいしたものです。
 お堀はきれいに整備され、満々と水をたたえています。復興してまだ間もない銅門(あかがねもん)をくぐると、天守閣はもう目の前。その登り口の前にある公園には、なんと象がいました。名前はウメ子といい、推定年齢はなんと62歳。国内では東京武蔵野市の井の頭自然文化園にいる象(こちらは「はな子」)と並んで、最高齢だそうです。象というのはなんとも罪のない顔をしているというか、可愛いこと、この上ありません。思わず、写真など、撮ってしまいました。

 翌日は、高校時代の仲間4人と箱根の山登りに挑戦しました。めざすは標高1213メートルの金時山。およそ2時間かけて登ったのですが、山頂に立つとなんともいえない爽快感を味わえます(天気さえよければ、富士山が、ホント目の前に見えるとか)。山登りなど、高校2年のとき会津の磐梯山以来。そのとき一緒だった仲間も1人いましたが、登りっぷりは当時と雲泥の差でした。

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 とはいえ、こういう自然満喫のレクリエーションもたまにはいいものです。あろうことか、「秋の紅葉の季節にまた来たいね」などという話までまとまってしまったほどですから、それぞれ心地よさを感じたにちがいありません。その夜は温泉につかり、ワインをしこたま飲み、おいしい食事を楽しみました。
 取材は取材で楽しいのですが、こうした、プライベートなイベントと合体させるのもテだなぁなどとひとり合点した次第。でも、明日、明後日あたり、足腰の筋肉に痛みを感じるのでしょうね。