大相撲初場所後、尾車部屋でチャンコ鍋

 昨年、ある方の紹介がきっかけで、尾車親方(元関脇・琴風)と親しくなりました。去年も、初場所期間中に部屋を訪れ、新年会のような場に参加させていただいたのですが、今年は私と家人、末っ子の3人だけで部屋を訪問することになりました。

 豪風(たけかぜ)、嘉風(よしかぜ)、若麒麟という3人の関取を擁している尾車部屋ですから、勢いがあります。この中から一人でも大関や横綱が生まれれば大変なことになるでしょうが、親方の当面の夢は、幕内優勝の賜杯を手に、国技館からオープンカーで凱旋することだとか。私も新聞やテレビの画面を通じてしか観たことはありませんが、たしかにあの喜びは何ものにも替え難そうです。

 それにしても、尾車部屋のチャンコ鍋はとても美味でした。巷のチャンコ鍋屋と違うのは、ダシの取り方ではないかという気がします。部屋それぞれ、それこそ秘伝の味付けがあるのでしょうが、尾車部屋のチャンコは角界でも指折りの味と聞きました。それを、部屋の中で、若手力士に給仕をしてもらいながら食するのですから、おいしさもひとしおです。