世界遺産を観に、羽田からソウルへ

 7月13日から16日まで、韓国に行きました。目的は世界遺産のひとつである水原(スウォン)の城跡を観ることです。前々回行ったときも観たいと思ったのですが、ソウル市内から行くのがけっこう面倒くさそうだったので、そのときはあきらめました。そこで今回は、ホント久しぶりに「ツアー」に申し込んだのです。羽田から行けるというのも魅力でした。

L1020402_3 L1020407_5 

 たしかに、自宅から成田まで2時間もかけて移動し、そこからまた2時間以上飛行機に乗って、着いた先はソウルではなくインチョン(仁川)。インチョンからソウルまでさらに1時間。これはなんともバカバカしい感じがします。
羽田なら自宅から1時間ほど。そこから2時間弱でもうソウルの金浦空港なのですから。近ごろは上海にも羽田から行けるのでかなり楽です。つい何年か前までは、台北へは羽田から行けたのです。それが、チャイナエアラインの便が成田発着に変わってしまったため、それもできなくなってしまいました。

でも、台北や香港、マカオ、北京や杭州など、東アジア各国・各地のような近場には羽田から行けるようにしたほうがはるかに効率的です。欧米はこれまでどおり成田からでいいでしょう。どうせその後10時間以上も飛ぶわけですから、成田までの2時間も、たいして負担には感じません。むしろ、「さあ、外国に行くぞ!」という高揚感をさらに高めてくれ、「非日常」への移動を演出するにはもってこいかもしれません。

 台北や香港、マカオなど4時間もかからないのですから、成田まで行くのは消耗感が先に立つばかりで、疲れが先に来てしまいます。それが今回はないわけですから、出発前から気持ちも軽く、これはいいなと思いました。胃にガンを抱えていてもそうでしたから、100%健康なら、もっとよかったでしょう。

 でも、飛行機に乗れば、ガンのことなどすっかり忘れてしまいました。まして、外国に出向いているわけですから、「日常」とは大きなへだたりがあり、ますますそうした意識は薄まります。これほど「非日常」を強く感じさせられた経験はなく、ガン発見よりも前に決めていた韓国ツアーですが、いつも以上に新鮮味を感じたしだい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください