ゴミの集積場がユニークな公園に変身

 5日から始まった札幌取材を終え、東京に戻りました。この1カ月で、5月21日、28日、6月11日と3回もゴルフをしました。6月6日もプレーする予定でいたのですが、あいにくの豪雨でキャンセルせざるを得なくなってしまい、本当なら4回、平均すると週1ペースでプレーするはずでした。自分でも驚くほどの熱中ぶりです。でも、それくらい、沖縄でのプレーが私を変えてしまったのです。

 沖縄から大阪に立ち寄り、打ち合わせをした後帰京したのが5月17日。その翌々日には、東京でプレーするとき用にと、新宿の中古ゴルフ用品店に行き、沖縄でのできごとを話しながら、またまた安く道具を買いそろえました。その2日後、埼玉県の石坂カントリーというゴルフ場でプレーしたところ、18ホール中15ホールでスコアがつけられるという私にとっては生まれて初めての快挙を達成できたのです。赤飯でも配って差し上げあげたいような気分でした。

 5月28日は札幌の羊ヶ丘カントリーというゴルフ場。北海道のゴルフ場がすばらしいのは、とにかくフェアウエイが広いことです。あちこちのゴルフ場に行くほどのキャリアは持ち合わせていない私ですが、そんな私から見ても、北海道のゴルフ場は雄大な大人の遊び場といった感じです。どのティーグラウンドからも、ほとんどグリーンのフラッグが見えます(左右に曲がっているコースなど、まずありません!)。それゆえOBもほとんどないわけで、これは初心者にとってはありがたい限りです。この日も気分よく打ち終えホールアウトできました。

 それにしても、宿泊していたホテルから地下鉄とタクシーを乗り継ぎわずか30分ほど(!)で行けるのですから、それだけで感動ものです。埼玉の石坂カントリーも自宅からクルマに乗ってドアトゥードアで1時間。これでも近いほうだといわれますが、その比ではありません。
ただ、北海道のゴルフ場は一般に、11月から4月半ばごろまでは積雪のため営業休止となります。そのことを別にすれば、スコアに関係なく爽快な気分でプレーできるという点では全国でも屈指なのではないでしょうか。

 サラリーマンが転勤したい都市のランキングで、札幌は福岡と並びかならず1位か2位になります。その理由がよくわかるような気がしました。おそらくは単身赴任でほとんであろうサラリーマン諸氏にとって、首都圏などの自宅に戻らないときの週末、ゴルフは最大の楽しみでしょうから。

 そんな札幌をいま、私は取材しています。今回の取材で行った「モエレ沼公園」というところは、なんとも素晴らしい魅力に満ちた場所でした。もともとは川っぷちにあるゴミの集積場だったところを公園に作り替えてしまったのです。それもハンパな公園ではありません。イサム・ノグチという日系アメリカ人の彫刻家が全体をプロデュースしたのですが、何度行っても飽きが来ないようになっているのです。

L1020254_2  小高い山に広々とした広場、野外コンサート場があり、野球場に陸上競技用のグラウンド、ガラスづくりの資料館・レストラン+管理棟、水遊び用プール、噴水、春になると桜の生い茂る森など、そんじょそこらにはないような公園です。イサム・ノグチが生前、実現できなかった夢のすべてをモエレ沼公園で形にしたといってもいいでしょう。

 私が行ったのは、いまでは札幌のイベントの双璧を成す「YOSAKOIソーラン」の最終日の昼間でしたが、それでも大変なにぎわいでした。そうしたたぐいのイベントがない日曜日など、駐車場は早い時間から満杯とのこと。札幌に行かれる方はぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょう。

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