まさか高雄で本格イギリス紅茶を味わえるとは!

2017年10月17日
IMG_2226今日もまた暑そうです。朝行った港近くの「旧英国領事館」は高台にあり、建てられた当時の赤レンガ・バロック風建築のまま保存されています。かなり急な階段を昇っていくのですが、眺めは最高。何より、その2階がカフェになっており、そこで本格的な英国風の家具調度に囲まれながら本格的な紅茶を楽しめます。私たちが飲んだイギリス式のアイスティーはもう最高。高台の、それもバルコニー席ですから多少は涼しく、冷たいお茶が心も体も癒してくれました。

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IMG_2230次に訪れたのは旧港の一角にある倉庫街で、広大な敷地に10以上の倉庫が点在しています。「駁二藝術特区」と呼ばれるエリア。倉庫の外壁はすべて昔のままで、なかには、オリジナリティーあふれる絵が描かれたものもあります。また、外にはなんともユニークな巨大オブジェも置かれていました。

 

 

DSC03345リノベーションされた建物の内部には、博物館あり、アートギャラリーあり、書店あり、雑貨店ありで、一日中楽しむこともできそう。私たちは雑貨店がいくつか入った建物をしばらくぶらぶらしましたが、日本にはない独特の品もけっこう並んでおり、そこそこ楽しめました。台湾の大型書店チェーン「誠品書店」が手がけたとのことで、「さすが」という感じです。

 

そこから少し歩いたところにある古い店で氷あずきを食べ、ホテルに戻りチェックアウト。夕刻の便で次の訪問地マカオに飛びました。高雄にかぎらず、台湾というところは、なんの変哲もない、というよりこぎたない店でもかなりおいしいものが食べられるのが大きな魅力です。その極致が夜市の屋台でしょうが、衛生面のことを考えたりすると不安もなくはありません。しかし、ハズレはほとんどありません。ほとんど、どこで、何を食べてもおいしく感じられます。しかも、値段がめっちゃ安いときているので、これほど楽しくて魅力的な国はないと言えます。

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DSC03349この日、昼食を食べた「美麗島駅」近くの店もそうでした。特製のスープに、自分で選んだ具材を入れてもらうシンプルなスタイルのメニューなのですが、これが素晴らしく美味。それだけではありません、店主と素晴らしい“会話”ができたのです。

実は、前日、ホテルから「鳳山龍山寺」にタクシーで行ったとき、おもしろい経験をしました。行き先を書いた紙を渡すと、それを見た運転手がやおらスマホを取り出し、信号待ちのとき何やら小声でささやいています。そして私たちに見せてくれた画面を見ると、行き先を示す日本語の文字が! そう、中国語から日本語への音声翻訳アプリなのですね。「次に行くところは決まっているか?」とか「何時ごろまで時間があるのか?」などと書かれた画面を見せてくれるので、スマホに向かって日本語で答えると、それが中国語に訳され、運転手も理解するという仕組みのようでした。

感動した家人がさっそく、そのアプリを自分のスマホにダウンロードし、今日さっそくそのレストランで試してみたのです。「何がおすすめですか?」と中国語で書かれた画面を店主に見せると、いくつかの具材を指さしてくれます。私たちもそれに従って選んだのですが、すんなりコミュニケーションできました

。帰りがけに、「とてもおいしかったです」と日本語で入力し、それが中国語に翻訳された画面を店主に見せると、もう大喜び! 以前は、コミュニケーションといっても、漢字で紙に書いて見せるだけで終わっていましたが、それだとほぼ一方通行でしかありません。しかし、この翻訳アプリのおかげで、もう一歩前に進むことができるわけで、たいそうすぐれものです。ネットで調べてみると、これと同様のアプリは世界50数カ国語も用意されているようで、これからの旅でも試してみようと思いました。