寒い夜に、チョー寒い試合を見せた「サンウルブズ」

2016年5月28日
10時にレンタカーをチェックアウトし、キャンベラに向けて出発。いつものように、最初のナビのセッティングに手間取りましたが、なんとかクリアできました。高速道路の1本道。シドニー市内とその近郊はまだしも、50、60キロ離れたあたりからは草と木だけ。町も村もありません。もちろん人の姿もなし。ときどき牛と羊の大集団が見えますが、基本的には何もないところを走っていきます。日本の高速道路でいうサービスエリア、パーキングエリアのようなものはもちろんありますが、それとて無人のところがほとんど。キャンベラまでの間に2カ所だけ、店舗のあるところがありました。

あまりに退屈で眠気をもよおしそうになるので、途中3回ほど車を止め一服しました。夕方4時前にキャンベラに到着。さすが首都、美しい街です。シドニーもそうですが、オーストラリアの魅力は空気がすこぶる澄んでいること。車も相当の量が走っていますが、国土がとてつもなく広いので、当然かもしれません。

dsc00640ホテルは「ヒストリカル」を謳っているだけに、古いつくりです、しかし、敷地が大変に広く、1階と2階にフロアに大小の宴会場(パーティールーム)が合わせて30以上はあるでしょうか。吹き抜けの廊下部分から細い回廊が縦横に出ていて、そこに部屋があります。3階建てですが部屋数は100以上ありそうです。

 

 

dsc00648今日の朝食はレンタカーを借りに行く途中にあったカフェで買ったチキンラップにコーヒーを立ち、いや歩き食い。昼間はマクドナルドのフィレオフィッシュというプアな内容だったので、夜くらいはと街の中心部までタクシーで。首都の中心部ですから、人も多そうですし、飲食店はかなりの数ありました。たまたま前を通った中華料理の店に入ったのですが、これが大当たり。私たちが入った6時過ぎから30分ほどの間に12~13組の客が入り、ほぼ満席に。3品ほど注文しましたが、日本人の舌にも合う品ばかりでした。

dsc00613店の近くにあるバスストップから無料シャトルバスでスタジアムまで15分。途中は何もなく真っ暗な道。着いたスタジアムも昨日ほど大きくないので、目立ちない感じがします。収容人数は2万ほどでしょうか。客の入りは6分ほど。新参者でまだ1勝しかしていない「サンウルブズ」が相手ですから、地元の「ブランビーズ」もそれほど緊迫感がありません。とはいえ、プレーオフのからみもあるので、メンバー的にはほぼベストの布陣です。

結果もそのとおり。コールドゲームという言葉がありますが、66対5という大差で「ブランビーズ」の勝ち。2℃という寒さがこたえた(風が吹いていなかったのが救いですが)ゲームでした。

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ノーサイドの笛までとても待っていられず、10分前にスタジアムをあとに。冷え切った体を温めようと、ホテルのラウンジでワインを1杯飲みましたが、最悪・最低の試合でした。これで「サンウルブズ」は全18チーム中最下位に転落です。