神戸元町で過ごした濃厚な15時間

●旅に出ても、朝5時過ぎには目が覚めます。朝食までの時間があったので、ホテルの回りを歩いてみました。場所は神戸の元町、明治時代初期の外国人居留地です。元の姿をとどめている場所は数えるほどしかありませんが、それでも多少は往時の匂いをとどめているような気がします。

●急な用件があり、兵庫県の加古川まで行ったのは昨日。夕刻神戸まで戻り、旧友と会いました。東京ではなかなか食べられないビフカツをリクエストしたところ、連れて行ってくれたのが地元では名の知れた洋食屋さん。関西で”肉”といえば牛肉のことで、「カツ」は牛カツ=ビ(ー)フカツを指すようです。海老クリームコロッケとセットになった定食を注文しましたが、★3つでした。

●この種のメニューは、野菜サラダがつきものですが、それがきっちり作ってあれば”本体”もレベルが高いというのが私の持論。そこで、まずサラダに箸をつけると━━。ドレッシングの風味が抜群で、”本体”への期待がいやおうなしに高まります。ビフカツは小ぶりにカットされ食べやすく、肉もしっとりしていい噛み心地。コロッケはちょい大ぶりのタマネギの微塵切りが海老のプリプリ感を引き立てており、大満足。

●朝食は、前々から行きたいと思っていたホテル近くの老舗喫茶店へ。ホットケーキが名物なのでトライしてみたのですが、焼き加減がいまイチかなぁ。好みの違いやその日の出来不出来もあるので断定的なことは言えませんが、こういうシンプルなものほど難しいのでしょう。それにしても、”濃厚な15時間”は言い過ぎかも(笑)。(2022/6/16)