2015年7月28日
今日から「ヘルシンキ+ロシアの旅」です。今回は初めてフィンエア(フィンランド航空)に乗ってみました。先々の日程の都合もあって選んだのですが、これが大正解。成田のラウンジはカンタスと共有で、これがけっこうハイレベルで、ANAやJALより上を行っている部分もあります。
わたし的には、ラウンジ内のコピー&FAX&プリンター複合機にスキャナー機能もついていて、しかもそれが使えるというのが大きな要因。ANAのラウンジにも同じような設備はあるのですが、スキャナー機能は×印がついていて使用できません。6月に乗ったアリタリアが使っているデルタ航空のラウンジなど論外もいいところ。コピーもプリントもFAXもすべてアウト! ビジネスマンはどうしているのでしょうか? それに比べると、食事もワインもそろっているので、これは使えます。
フィンエアのいいところはもう一つあります。所要時間が9時間少々と、短いこと。フランクフルトやパリ、ロンドンより1時間半も短いので、疲れ方が違います。シートも当然フルフラットですし、エンタテインメントもアリタリアより充実していました。食事もかなりレベルが高いように思えます。何より、デザイン大国だけあって、食器(カップや皿)も紙ナフキンもMARIMEKKOが使われていました。そういえばスリッパもやはりMARIMEKKOで、洒落ています。当然、テイクアウェイです(笑)。
午後2時にはヘルシンキに到着し、空港からはバスで市内へ。中央駅近くの停留所で降りたのですが、ホテルに行くのに難儀しました。10年前に来たときの記憶はまったく役に立ちません。そもそも、10年前はストックホルムからシリヤラインのクルーズ船でヘルシンキ入りしたので、港だったのです。そこからホテル(今回と同じホテル)まではタクシーでした。
さて、中央駅のすぐ近くなのは間違いないのですが、地図がわかりにくいというか、道もまっすぐになっていないため、自分たちのいる場所が駅に対しどのような位置にあるのかがなかなかつかめません。地図を手にしながら思案投げ首。ようやく、方向が決まったと思い歩き出したら、これが逆。また元の場所まで戻り、やっと正しい方向に動き始めることができました。
ところが、道が石畳のため、スーツケースの重いこと、重いこと。思うように転がってくれないのです。結局、バスを降りてからホテルにチェックインするまで30分以上かかってしまいました。どのガイドブックにも共通しているのですが、距離は短くても、石畳の道が続いていたり、実はえらく高低差があったりといった情報はきちんと書かれていないのがほとんど。事前にかなり気合を入れてチェックしておかないかぎり、こうした目に遭うリスクを覚悟しておく必要がありそうです。
いつもと同じく、部屋に入るとすぐノートPCに向かいます。翌日はヘルシンキから船で2時間ほどで行ける対岸のタリン(エストニアの首都)に行こうと、日本を出発する直前に思いついたので、ネットでチケットを予約しようとしたのですが、なかなかうまく行きません。フロントまで行ってホテルのスタッフの手を借りたのですが、最後の支払いの段で暗礁に。ネット予約は結局あきらめ、「明日、早目に港まで行けばいいんじゃないか」と決めました。
夕食はホテルの近くでということで、周辺を探しがてら歩いていたら、まあまあお客の入っている中華料理店があったので、そちらへ。歩いていて気づいたのは、中華の多いこと。ここにもやはり、中国人がたくさん来ているのでしょうね。