2015年6月23日
午後7時前にローマ・フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)に到着。入国手続きと荷物の受け取りに1時間ほどかかりました。ホテルはテルミナ駅のすぐ近くなので、レオナルド・エクスプレス(ノンストップの列車)を利用するのがベストかと思い、切符売り場に。すると、販売員が「次の列車まで20分待たなくちゃいけない。乗ってから30分。テルミナ駅は大きいから、降りてから出口まで10分。なんだかんだで1時間以上はかかる。なら、シャトルバスに乗らないか。いま5人待ってるけど、あなたたちが2人だから7人。ほら、もう1人来たよ。8人そろったらすぐ出発できる。30分で着くから」と、そちらをすすめてきます。値段は列車より1ユーロ高い(=15ユーロ)のですが、まあ、いいかとチケットを買いました。
私たちも含め8人で、1階の駐車場に止めてあったマイクロバスまでぞろぞろ歩いて行ったのですが、やっとわかりました。「白タク」ならぬ「白バス」ですね。それにしても、なんで鉄道の切符係がそういうあやしげな「白バス」に客を誘うのか、不思議でなりません。もちろん、歩戻しがあるのでしょうが、でも……といった感じです。プルマン(通常のバス)なら6ユーロ。もちろん、定時の発車ですから、それまで待つのが大儀ではあります。それに比べると白バスのほうはお客さえそろえばすぐ出発ですから、楽は楽なのですが。
首都、それも世界のローマだというのに、このテの話には事欠きません。機中で読んでいたガイドブックにもそうした話がゴマンと出ていました。「こういう手でだまされた」「集団すりに遭った」など、油断もスキもないといった感じです。旅行中無事ならばオンの字といった書き方がなされていて、明日から市内のあちこちに行こうと思っているのですが、さてさて、どうしたものやら……。