驚きの大藤@「あしかがフラワーパーク」

2014年4月28日
 もう、とんでもない藤です。というか、この「あしかがフラワーパーク」そのものが、これまでの常識では考えられないようなエンタテインメントの場です。

 

 朝5時起床、6時半過ぎには出発してわざわざ出向いたかいがありました。広大な──といっても、歩ききれないほどではありません──園内には、これでもかこれでもかというほど藤が植えられ、とりあえずは紫藤だけでしたが、目を楽しませてくれました。これからしばらくすると、白藤、さらに黄藤と、時期を追って順に花を開き、さらにカラフルな空間になるとのこと。初めてでしたが、半月後にまた来てみようと思ったしだい。「再入園割引券」がもらえたのも納得です。

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 家人が教えてくれた「あしかがフラワーパーク」。日本一の藤の花が楽しめるところだそうです。高速で行けば自宅から1時間ちょいで行けるというので、朝イチで出発。午後になると駐車場に車を止めるだけのために1時間以上も待つこともあると聞けば、多少の早起きは苦になりません。

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8時過ぎには到着し、クルマも難なく止められました。ゲートにもほど近く、大正解でした。まあ、聞きしに勝るとはこのことで、紫や白の大藤が大きな棚から下がっています。なかには半円形のゲート状の棚もあり、フォルム的にも変化に富み、たいそう楽しめました。黄花藤はまだちょい早かったようで、ほとんど見られませんでしたが、このゴールデンウイークに合わせて順序よく咲かせるための努力は並大抵のものではないでしょう。

 

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 いちばんすごかったのはシャクナゲです。クレマチスもあちこちで花を開いていました。バラも品種によっては見頃のものがあり、隅々まで楽しむことができました。

 

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 「足利」というところは初めてでしたが、行きつけの寿司屋の大将から事前に予備知識を仕込んでおいたのが役に立ちました。フラワーパークからクルマで15分ほど走ったところに史跡足利学校、鑁阿(ばんな)寺という名所があり、そこに立ち寄りました。

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 とくに足利学校には感動しました。地味な観光スポットなのですが、訪れてくる人の多さには驚きます。いつ、まただれによって作られたのかがはっきりしていないほど古くからあるようなのですが、とりあえずは日本で最古の学校のようです。一時期取り壊されそうになったのをなんとか残した田崎草雲という人物は尊敬に値します。

 

 
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 鑁阿寺の境内にある茶店のようなところで、足利名物のシュウマイ──といっても、刻んだタマネギに片栗粉をまぶし、皮で包んだもの──にトライ。ソースをつけて食べるべしと聞いていたのでそのとおりにしました。まあ、いうならばシュウマイもどきですか。もう一つがいもフライという名のフライドポテト。これもいかにもB級といった感じのメニューでした。

 

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 もう一つおまけがあります。今日は行きが関越、帰りが東北道を使いました。行き帰り同じ道というのはなんともイヤな私なので、たとえ遠回りでも別の道を選ぶのが常なのですが、今日は理由があります。それは、帰り道の東北道上り。羽生パーキングエリアに興味深い施設があったからです。名付けて「鬼平江戸村」というのですが、ここが大当たりしているようで、実際大変なお客がいました。池波正太郎の『鬼平犯科帳』に登場する食べ物やが軒を連ねるつくりになっていて、しかも、その作りがおそらくは江戸時代そのまま。外観を見ただけで興奮してしまいそうです。

 

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 そこの立ち寄りたかったものですから、先のようなコースを選んだのですが、たしかに面白く、これはアイデアの勝利だと感じました。本来はしょぼいPAなのでしょうが、それも工夫しだいでが集客につながるという素晴らしい教訓を学びました。