静かでおだやか、そして何より暖かい沖縄で迎えた新年

2014年1月1日
明けましておめでとうございます!

 

新年のスタートは沖縄から。12月26日の夕方から昨日の午前中までは2人の孫(3歳と1歳)も一緒だったので、嵐のような5日間でした。先に東京に戻る孫たちを那覇空港まで送って戻ってくると、今回初めて、のんびりした時間を過ごすことができました。

 

 

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2人の孫は可愛いことこの上ないのですが、年齢が年齢だけに聞き分けがなく、しかも、大人の都合などおかまいなしに朝早くから起き、騒ぎ、散らかし、泣き、叫び続けます。こちらに来る前、家人が「これでゆっくりできるわ」などと夢まぼろしのようなことを口にしていました。内心、何を考えているのかとも思いましたが、ふだんせわしない日々が続いているので、そうありたいと願う気持ちもわからないではないので、何もいわずにいました。

 

 

夜は夕食を兼ね、以前からよく行っているライブハウス「鳩間島」へ。初めて行ってからもう6年が過ぎ、店長は息子さんに替わっている様子。ライブハウスではありますが、海ブドウ、もずくの天ぷら、ゴーヤチャンプルーなど、食事がことのほかおいしく、とても重宝しています。

 

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ライブの最後は、いつもどおり、「鳩間の港」。店のスタッフのリードで客全員が曲に合わせて踊ります。手をずっと上げっぱなしの動かしっぱなしなので、4番になると完全に息切れてしまい、手拍子だけに。久しぶりに泡盛を飲んだ影響もあるかもしれませんが。

 

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今日は今回でいちばん暖かい一日でした。初日の出こそ見られませんでしたが、天気はどんどんよくなり昼前にはほぼ快晴。気温は20度にまで上がり、しかも風もありませんから、おだやかな元旦になりました。

 

 

せっかくなので、これまでずっと行きたくて行けなかった福州園に行ってみました。琉球は中国が明の時代、福州との交流が深かったそうです。そこで、那覇市の市制70周年・福州市との友好都市締結10周年の記念事業として、1992年に開園した中国式庭園。設計から施工まで福州市の職人たちが、福州市の資材を使用して作ったのですが、 小さな園内に、三山(千山、烏山、屏山)、二塔(白塔、烏塔)、一流(閩江)など、福州を代表する風景を模したものが凝縮して収められ、独特の風情が感じられます。周囲は白壁で囲まれ、そこに一つひとつすべて異なる形をした窓があるのも印象的でした。

 

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そのあと世界遺産にもなっている識名園へ。ここは2度目でしたが、1799年、琉球王家の別荘としてつくられ、 王族の人たちの保養や中国皇帝の使者である冊封使の接待に利用されていたというだけあって、たいそう立派な庭があります。

 

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池のまわりを歩きながらさまざまな景色を楽しむスタイルの庭園ですが、池に浮かぶ島に中国風の六角堂(これは美しいです!)や琉球石灰岩でつくったアーチ橋など、中国の様式をふんだんに取り入れ、独特の味わいがあります。第2次世界大戦で園内のほとんどの建造物が破壊されたため、復元されたものですが、近くの首里城とともに、「琉球」を感じさせるスポットになっています。

 

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