50年ぶりで訪れた犬山

2013年11月13日

高校のかなり後輩──もちろんまったく知らない相手です──から、会社のホームページを通じてアクセスがあり、講演を頼まれていたのですが、それで今日。というわけで、愛知県の犬山市に行ってきました。小学生の遠足で訪れて以来のことですから、およそ50年ぶりでしょうか。

その間に明治村という全国的にも有名な観光スポットもでき、昔とはまったく変わったのではないと思いつつ、名古屋駅前のホテルを出ました。

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市内を流れる木曽川沿いに、国宝にもなっている犬山城があります。先日脱稿した「城下町」がテーマの単行本に関連し、本当なら取材に行きたかったのですが、時間の都合でそれがかなわずにいました。でも、はからずも今回現地に足を運ぶことができ、よかったです。

そういわれれば、愛知県内にある旧城下町の岡崎や豊橋といったところは、もともと同じ県ということもあり、一度も行ったことがないことに気づきました。まさしく「灯台もと暗し」なのですが、こういうことではいけないなと反省したしだい。

犬山は「城」を観光の目玉にしようと、さまざまな試みを続けている町で、かなり意欲的。旧城下町の界隈は、電線をすべて地下化する徹底ぶりで、うまくすればフィルムコミッション的な活動も展開できそうです。

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ただ、観光地としては、名古屋からやってきて宿泊するほど遠くないのがネックかもしれません。しかし名古屋に固執せず、もっと遠くからやって来させるための工夫をすれば、なんとかなりそうな気もします。

明治村というすぐれたテーマパークもあるのですから、歴史好きの段階世代や若い人に焦点を当てることで、観光客をいま以上に増やすのけっして夢ではないでしょう。あとは宿泊施設をどう増やすか、どうビジネス的に成り立たせるか。そのあたりのアイデア勝負という気がします。