50年間ひいきにしていた洋服屋さんが閉店

●みごとに咲きそろった我が家のチューリップをはじめ、ここのところ、いつ、どこに行っても花が楽しめる毎日。つい1年前まで、ひどあときは早朝から深夜まで18〜19時間、国内・海外どこにいても原稿に追われ、そうした生活とはほとんど無縁だったのがまるでウソのようです。その分実入りも減りましたが、それを補って余りある精神的余裕は、何物にも替えられません。
●そんな毎日を送っていればこそ、街を歩いていても四方八方に目が行き届くように。昨日も、ここ10年近く通っているかかりつけ医のある銀座まで行くと、「テイメン(テイジンメンズショップ)」の看板が目に飛び込んできました。しかも、「閉店セール」の貼り紙が! そういえば2〜3週間前だったか、新聞でそのニュースを知り、驚いたんだっけ。この1年、衣料品の売れ行きが大幅に減っているからのようです。
●帰りに、ちょっと寄ってみると、品数もすでに残り少なく、なんともさびしい感じが。せっかくだからと、”記念”にスタンドカラーの白いシャツを1枚購入(なんと50%OFF)しました。「テイメン」のタグがついているので、メモリアルにもなりそうです。考えてみると、上京して以来ずっとですから50年のお付き合い。ボタンダウンカラーの白シャツはずーっとこの店で買っていました。
●コロナ禍が始まって1年間。これまで足を運んでいた飲食店にも、残念ながらクローズしてしまったところがいくつかあります。ホテル・旅館、おみやげ店、運輸・航空など、旅行関連の業界も事情は同じ。”最後の絆”とも言えるオリンピックもいまや風前の灯。この先さらに苦境が続いても、なんとか頑張っていただきたいものです。

Facebook Post: 2021-03-24T08:50:37