原爆ドームは、人間の心を変える

●旅に出ても、ふだんの習慣は変わりません。5時過ぎには目が覚め、体操をしたり300ccの水を飲んだり。今日の会合は午後から。それまで時間もあり、天気もめっちゃいいので、原爆ドーム行くことにしました。ただ、いまは修復工事の真っ最中。全体が足場とシートにおおわれており、おなじみの姿は見えません。来年3月いっぱいかかるそうですが、そうした状況にあっても原爆ドームは原爆ドーム。あたり一帯、どこか重々しい空気が流れています。
●そこで、今日はクルーズ船に乗り、川の上からドームを見ることに。何十回と来ている広島ですが、市内をクルーズするのは初めてです。ちなみに、代金は地域クーポンで。
●広島は川の都、橋の都。狭い市内に7本もの川が流れているので、爆心地の周辺もどこか潤いが感じられます。先の重めの空気とそれが混じり合うと、不思議と神聖な気持ちに。原爆ドームを間近で見ることの意味はやはり大きそうです。みずからの意思でこの地を訪れたチェ・ゲバラやオバマ元米大統領も、そうした感覚を味わったにちがいありません。
●会合では広島名物の一つ神楽も鑑賞。迫力満点の舞いと演奏で、元気が湧いてきました。会場を後にし、ハイテンションのまま空港へ。レンタカーを返却するとき、旧友に何年かぶりでばったり! 羽田から着いたところなのだとか。いや、こんなこともあるのですね。暮れなずむ広島空港は、人の姿もまばら。久しぶりのナイトフライトとあって、夕食代わりに生ガキと酢がきをちょっとつまみ白ワインを飲んだら機中では爆睡でした。

Facebook Post: 2020-12-05T19:46:12