世界でいちばんゆったりパンダが観られる動物園

2011年10月26日
今日はウィーン最後の日。まず、午前中は動物園です。朝方からあいにくの雨でしたが、それもなんのその。タクシーを飛ばし、開園とほぼ同時に入りました。場所はなんとシェーンブルン宮殿の一角。「現存する世界最古の動物園」だそうで、マリア・テレジアの夫フランツ=ヨーゼフ1世が1752年、初めてお客を迎え入れたという記録があるため、開園はこの年になっています。

L1020001 入口を入ると、真正面に黄色いパビリオンが見えます。動物園にはあまり似つかわしくない建物なのですが、この当時は、中央に芝生を作り、そこから放射状に動物の飼育場を設け、パビリオンの中からぐるりと動物たちの姿を見わたせるという配置でした。放射状に16の区画があり、そのうち13区画に動物がいたそうです。

その後、大規模に拡張され、いまではたいそう大きな動物園に生まれ変わっています。マリア・テレジアは夏の間、毎朝、宮殿から子どもたちを連れてパビリオンを訪れ(もちろん、その中にはマリー・アントワネットもいたそうです!)、動物をながめながら朝食をとっていたとか。なんと優雅な生活なのでしょう!

L1010992 ここの見ものはやはりパンダです。この日は雨だったので、2頭とも室内にいましたが、孟宗竹をおいしそうに食べている様子をすぐ目の前で見ることができました。子パンダは外の木の上におり、東京の上野動物園とはまったく違う楽しみ方ができます。

ウィーン最後の夜は楽友協会ホールでのコンサートです。毎年お正月におこなわれるニューイヤーコンサートは世界的に知られていますが、チケットはプラチナもいいところですから、とりあえず、会場の雰囲気だけでも味わえたらと思い、行ってみました。ウワサにたがわぬ豪華で気品のある会場に観劇。もちろん、演奏のほうもハイレベルで、モーツァルトの名作の数々を堪能できました。

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