チューリヒの老舗日本料理店、そして夜はチーズフォンデュ

2018年2月13日
3泊したサンモリッツとも今日でお別れです。朝方ホテルを出るとき、一緒になった日本人のグループがいました。話を聞くと、6泊8日のスケジュールでやってきて、まる1週間、朝から夕方までずっと、周辺にあるあちこちのコースに行って滑るのだそうです。全員70歳近い方々ばかりで、スキーの奥深さを改めて実感させられました。

私たちはサンモリッツの駅から「グレイシャーエキスプレス(氷河特急)」でクールまで。クールからはチューリヒまでは通常の列車です。氷河特急の窓からの眺めは素晴らしいのひと言。ここも10年前、逆方向で走ったのですが、同じ路線とは思えないほど、見えてくる景色が違います。

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クールの駅はとてもユニークで、コンコースを通って駅舎から出てもまだホームがあります。ただし、こちらはトラムや短い編成の電車用で、そのすぐ隣にはバスターミナルが。なんだかとても不思議な空間でした。町にちょっと出てみると、古くはありますが、落ち着いた印象で、もう少し長い時間いられればと思ったくらいです。

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チューリヒには1時過ぎに到着。前夜遅くに予約したホテルは駅のすぐ近くです。そのまた近くに、この町随一の老舗日本料理店があるのを調べておいたので、ランチタイムぎりぎりの午後2時10分前に滑り込み、セーフ。ランチのお寿司はめっぽうおいしく、ほっとひと息つくことができました。

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食べ終わったあと日本人の店主と雑談したのですが、夏からは別の場所に移転するとのこと。チューリヒも最近は寿司店が増え、回転寿司までできているそうです。寿司はいま世界中どこでも食べられるようになっていますが、やはり日本人が経営し、日本人が作っていないと、日本人の舌に合ったものは食べられないように思えます。それでさえ、ローマのように「えーっ?」というようなシロモノしか食べられない店もあるのですから……。

DSC_0107ホテルに戻り荷物を整理し、町の観光に出ました。クールからチューリヒまでの1時間も、途中、湖の先に雪を戴いたアルプスが見えましたが、夏でもアルプスの山並みが観られるのはうらやましいかぎりです。湖畔の桟橋(遊覧船が走っているようです)まで出ると、真正面にアルプスが! ただ、町の中はどこもかしこも工事、工事のようでクレーンだらけ。そのため、かなり興趣をそがれたものの、ヨーロッパの金融の中心の一つだけあって、お金持ちを相手にした高級ブランドの店がいくつもありました。

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夜は、これも昨夜遅くに予約しておいたチーズフォンデュの店です。こちらも創業100年以上という老舗らしく、店内は、いかにも年季の入ったしつらえで、派手さのないところもスイスらしい感じ。開店直後から客がどんどん入ってきます。フォンデュを食べるのは、10年前、スイスを訪れたとき以来。でも、やはりおいしいですね。

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