「トラベル・イズ・トラブル」の歴史に新たな1ページが

2017年12月19日
本当なら、この日のブログはラスベガスのホテルで書いているはずでした。それがあろうことか、いまもまだ成田空港近くのホテルにいます。予定していた19時発のエアカナダ便に乗れなかったからですが、その理由が笑えてしまうというかなんというか……。アメリカ入国に必要なESTAと似たような事前認証がカナダの場合も必要(eTAといいます)であることをまったく知らずにいたのです。

空港のカウンターでチェックインしようとしたら、「eTAは取っていますか?」と尋ねられました。「eTA? いえ、まだですが……」と答えると、「では、いまここで、ネットで取ってください」と。あわてて私と家人それぞれがI-Padでカナダ当局のウェブサイトにアクセスし手続きを始めたのですが、途中でシステムがまったく動かなくなりました。なんとなんと、年に一度のシステム点検の日、それもまさしくその時間帯(午後5時30分から7時30分)に重なってしまったのです。もう超アンラッキーとしか言いようがありません。いつものように空港に3時間前に来ていたら間に合ったのに……。悔しいというか悲しいというか、自分で自分が情けなくなってしまいました。かえすがえすも残念です。

結局、出発がまる1日延びてしまいました。そもそも、今回エアカナダにしたのは、ロサンゼルスからアメリカに入国するのがゆうに3時間はかかるのを避けたかったから。バンクーバー経由なら、アメリカ入国はラスベガスになり、それほどまで時間はかかるまいと予測し、あえてそういうコースを選んだわけです。

それにしても、「ロサンゼルスから入ったほうがよかった……」という家人の言葉には吹き出しました。「おいおい、それは勝手過ぎっていうもんじゃない!」。ただ、カナダはトランジット(乗り継ぎ)だから、まさか「入国」の手続きが必要になるとは思ってもいなかったのがすべての原因。「トラベル・イズ・トラブル」にまたまた新たな1ページが加わってしまいました。

8月はパリで帰国便に乗れず、こんどは成田で出発便に乗れず。今年はどうもトラブルが多いですね。まして、年に一度のシステム・メンテナンスのときに当たってしまうなんて……。ただ、「これでラスベガス、大当たりするんじゃない」という家人の言葉が現実になれば、言うことありませんが(笑)

そんなこんなで、あわてて空港近くにホテルを取り、そちらで1泊することになったのですが、部屋からカナダ当局のウェブサイトにアクセスすると、eTAのほうはあっさり取得できました。ただ、それでも明日のフライトに空席がないという可能性もゼロとはいえません。まさかとは思いますが、明日午後1時に空港のカウンターまで行って手続きします。さて、どうなるでしょうか。