身も心もすっかり「高校生」に戻った3日間

2016年11月7日

4・5の両日は「大人の修学旅行」。高校時代の仲間が江の島に集まりました。今回は初めて2泊3日というスケジュールでしたが、私自身は前半だけ参加。というのも、5日は秩父宮でラグビーのテストマッチ(対アルゼンチン)を観に行く予定ですし、6日は名古屋で高校3年生のときのクラス会があります。

4日は大船駅近くにある鮮魚店が経営する居酒屋で、魚をしこたま食べました。6人全員、65~66歳だというのに、相変わらずの鯨飲馬食ぶり。かつては私自身もその一員でしたが、さすが胃ガンの手術後は以前のようには飲むことも食べることもできません。それでも、昔の仲間が一緒になってワイワイガヤガヤ飲み食いする中にいると、ふだんよりはすこぶる箸が進み、肝臓もパワーアップするから不思議です。

満腹のはずなのに、居酒屋を出ると駅前のデパートに直行。地下で食材や酒をしこたま買い、めいめいそれを手にして、江の島にあるYくんの別邸までモノレールで移動。もちろん、そこでもまた宴会が始まり、結局1時、2時まで続きました。

翌日、川辺に建つ地元サーファー御用達とおぼしきこじゃれたカフェでゆっくり目の朝食。まあまあ早い時間だったので、私たちのような65歳を過ぎたオヤジが6人いても違和感を与えることはなかったようですが、それでも、その食べっぷりを目にした店員は驚いたかも。

 

食事を済ませるとほかの5人に別れを告げ、そのまま秩父宮へ。アルゼンチンとのテストマッチは残念ながら完敗(20対54)でしたが、以前に比べれば日本代表も着実に強くなったように見受けます。今回の試合はエディー・ジョーンズの後継者ジェイミー・ジョセフが初めて指揮を執りましたが、チームがW杯を終え過渡期に入っているせいか、いまひとつ組織的なまとまりに欠けていました。ここのところ目に着く、インターセプトからのトライも奪われ、残念な結果に。

DSC01099表参道

この日はいったん帰宅、6日は名古屋へ。ホテルに荷物を置き、池下近くの会場・浅野屋洋食店へ。幹事役を務めてくれている両Kくんが早くも待ち構えていました。恩師のS先生も早めの臨席。総勢15人がそろったとところで午後5時スタート。近況報告というか、めいめいが最近の自分やその周辺のできごとについて語り合い、9時にお開き。

S先生は今年で83歳ですが、たいそうお元気で、帰りもタクシーを断わり、駅に向かってすたすた歩いていきます。ただ、誰かから「健康でいられる秘訣は?」と質問され、恩師はこう答えていました。「食動知休会謝」の6つを実行しているとおっしゃるのです。「きちんと食事を取り、体を動かし、ときどきは勉強し、疲れたら休み、多くの人と会話を楽しみ、そしてまわりの人に感謝する」ということですね。言われてみれば納得ですが、年齢を重ねるとともに、一つ、二つ、できないことが出てくるのが世の常。そうならないうちに、この6つを実行し始めれば、元気に年を取れるということなのでしょう。S先生自身すこぶるお元気ですから、説得力があります。全員、「そうだよね」と納得しました。

最後に、会場を提供してくれた浅野くんご夫妻と一緒に記念撮影。浅野君も同じクラスの一員なのですが、年末いっぱいでお店をクローズするとのこと。昼と夜営業しているのですが、ホールを担当するスタッフが慢性的に足らないのだとか。それでは、お客さんを待たせてしまい申し訳ないし、体力的にも、いまの広さでは少々ハードに感じ始めてきたようです。年が明けたら、適当な時期に、もう少しこじんまりした店を新規にオープンし、無理にない範囲で営業したいとも話していたので、3年1組のクラス会も、このお店では最後ということになりそうです。

さて、とりあえず解散したものの、皆、まだまだ飲み足りない様子。ここまででもかなり酒が入っていますが、うち元気な10人がカラオケに。午前0時をまわったところでフィニッシュとなりましたが、毎度のことながら皆、異常なまでのハイテンションで、ますます意気壮んといった感じでしたが、体力への過信は禁物ということで、完全お開きとあいなりました。