生まれて初めて「大使館」なるところに

2016年3月31日
昨日イタリアから帰国したばかりだというのに、もう次の旅行のことを考えています。というか、考えざるを得ない状況をみずから作り出してしまいました。ターゲットはキューバ。ある旅行会社が、自社主催の「キューバツアー」の説明会をおこなうという話を聞きつけた家人と相談し、申し込んでおいたからです。イタリアから帰ってきたすぐ次の日であることはわかっていましたが、開催場所が「キューバ大使館」というのに惹かれてしまいました。私のような者が大使館に足を踏み入れるなんて、こんなことでもないかぎり生涯ないだろうというスケベ心もありました。

大使館のある場所は地下鉄で1本、赤羽橋という駅から歩いて数分。これまで私が遠目から見たことのあるアメリカ大使館やイギリス大使館、イスラエル大使館やベルギー大使館と違い、なんの変哲もないオフィスビルにそれはありました。1棟丸ごと借り切ってはいるのですが、ビル自体は地味もいいところ。あえて弁護すれば、社会主義の国、しかも発展途上の国ですから、それほど立派なところは借りられないということでしょうか。

会場は2階で、旅行会社の社員と別に、大使館のスタッフも3人ほどいました。スタッフの1人がキューバという国の概要をパソコンによる映像を見せながら陽気に楽しく話してくれたあと、旅行会社の担当者がツアーの内容について説明。キューバの名産コーヒーをふるまってくださいましたが、たしかにおいしかったです(もう一つの名産である葉巻はいただけませんでしたが)。

終わって外に出ると、大使館の真ん前にある小さな公園の桜が満開。通りを渡った先にある公園の桜と菜の花も満開で、それだけでもやってきた甲斐はありました。

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