奈良の旅①7カ月ぶりの東海道新幹線で奈良の旅に出発

●結婚記念日(11/23)と小生の誕生日(11/26)を合わせたお祝い、というわけではありませんが、今日から奈良にやってきました。土曜日+快晴とあって、品川駅はたいそうな混みよう。名古屋を過ぎたあたりから雲行きが少しあやしくなり、伊吹山のふもとには大きな虹がかかっていました。こちらも混み合う京都駅で、東京周辺では見たことのないような色調とデザインの近鉄特急に乗り換え、最初の目的地・橿原[かしはら]神宮へ。最初は雨模様でしたが、途中から空も明るくなりひと安心。
●橿原神宮は明治期の創建とはいえ、神武天皇が即位した神聖な場所とされています。明治神宮・靖國神社などと同じく勅祭社(祭祀に際し、天皇より勅使が遣わされる神社のこと)で、本殿は京都御所の賢所[かしこどころ]が下賜・移築された建物。いまの上皇ご夫妻、天皇皇后両陛下も何度となく参拝されているそうです。
●すぐ隣の神武天皇御陵に向かう頃になると雨がポツポツと。深閑とした森の奥にたたずむ墓所の前に立つと、思わず凛とした気持ちになりました。気温はどんどん下がり、帽子、マフラーを総動員。それでも鼻水が止まりません。寒さにふるえながらホテルに戻り大浴場で温泉につかると、やっと人心地。
●その頃には神聖な気分もどこへやら。1万2千歩以上も歩きお腹が空いていたせいもあり、頭の中は夕食のことでいっぱい。よくある団体食メニューでしたが、唯一、デザートが出色でした。タピオカゼリーのまん中にメロンが浮かび、生卵と見まがうばかり。日本シリーズの決着を見届け、ベッドに入ると、サイドテーブルには定番の聖書でなくなんと古事記が。さすが、橿原!(2021/11/27)

Facebook Post: 2021-11-28T17:22:04