月別アーカイブ: 2011年11月

映画はやはり、爽快感のある作品にかぎる!

2011年11月18日
各種メディアの映画欄で絶賛されている『サウダーヂ』を、渋谷まで観にいきました。これを観ずに映画を語るなかれといわんばかりのコメントを信じてのこと。でも、うーん…?…?? という感じです。私が映画を観始めた40年以上前から、このテの作品はありますが、とてもではありませんが、ついて行けません。もちろん、映画に何を求めるか、その違いもあるでしょう。2時間30分という長い時間を無駄にしてしまったというのが正直な感想です。

私にとって映画とは、やはり楽しみ(エンタテインメント)以外の何ものでもありません。ストーリーが単純であろうが複雑であろうが、それはいいのです。でも、観終わったあと爽快感が味わえない作品は私的には“失格”です。1960年代末から70年代半ばにかけて、アメリカンニューシネマの波が映画界に押し寄せました。『俺たちに明日はない』『ワイルド・バンチ』『イージー・ライダー』『明日に向って撃て』『真夜中のカウボーイ』『いちご白書』など名作が目白押しですが、それでも観終わったあと、なんとも合点が行かない、思い描いていたとおりに終わらない、不条理とでもいうのでしょうか、そうしたフラストレーションを感じたことが少なくありません。

ラブストーリでもアクションでもサスペンスでも、ジャンルに関係なく、爽快感が得られない作品は受け容れられないのが私です。単純といわれればそれまでですが、こういうファンはけっして少なくないのではないでしょうか。それと、いまさらですが、映画評論をやみくもに信じて観にいくのはやめたほうがいいようです。グルメガイドにもあてはまりそうですが、こうしたものは自分の感性だけを信ずるべし、ということでしょう。映画のあとで食べた道玄坂くじら屋のなつかしいクジラ料理の数々が、相変わらずおいしかったのがせめてもの救いでした。

「広島+京都 文化フォーラム」のパネラーを務める

2011年11月12日
昨日(2011年11月11日)の午後1時11分は、100年に一度という、「1」がズラリ並ぶ時刻だったそうです(だからといって、どうということはないのですが)。昼過ぎに東京を出て夕刻広島入りしたのですが、夜は、『広島学』の執筆にあたり、事前の取材準備段階で貴重なアドバイスを頂戴した、明和高校の同窓・同期でもあるKくんと食事をしました。今年は4月からニュージーランドに留学していたそうで、それを知らなかった私は、5月末に本が完成してすぐ、Kくんの勤務先に送ったのですが、連絡がなかったので、おかしいなと思っていたのです。しばらく経って、奥さんからお礼のハガキが届き、そこに海外留学している旨が書かれていました。

そして、10月の初めごろ帰国したKくんにメールをしたところ、留学先がニュージーランド、それもオークランドであったことを知り、また驚きました。ラグビーのワールドカップ観戦のためニュージーランドに行き、しかもオークランドで8泊もしたのですから、事前にわかっていれば現地で会うこともできたのに……と、残念でなりませんでした。それでも、話は大いに盛り上がりました。

さて、今日は広島の中国新聞社5階ホールで、「広島+京都 文化フォーラム」という催しがあり、私もパネリストの1人として出席しました。今年は、拙著『広島学』が大いに売れたこともあってか、例年になく参加申し込み者が多かったようで、告知後3、4日で締め切ったとのこと。多少は貢献できたということでしょうか。

内容は12月8日付の中国新聞、同じく15日付の京都新聞に詳しく紹介されるそうなのでここでは割愛しますが、広島と京都には意外な共通点もあり、私はそのあたりについて話をさせていただきました。

鹿児島で「チェコ」に出会ってびっくり!

2011年11月4日
11月2日から1回目の鹿児島取材をスタートしました。鹿児島に着いた夜は、市内随一の繁華街・天文館で、鹿児島最大の行事「おはらまつり」の前夜祭を見学。花電車を観るなんて、何十年ぶりのことでしょうか。そして、昨日は一日中、おはらまつり漬けでした。

L1020382 それにしても、鹿児島市内を走る路面電車の軌道には芝生が植わっていて、えらく風情があります。路面電車というのは近ごろ全国的に注目されていますが、都会に暮らす人間にとって落ち着きを取り戻させてくれる貴重な装置であることを実感しました。その軌道に芝生があるのですから、ますます存在感があります。先だって訪れたウィーンもプラハも路面電車が市内を縦横無尽に走っていましたが、芝生までは見られませんでした。

さて、3日目の今日は、天文館のホテルから鹿児島中央駅まで路面電車で移動し、そこから甲突川近くにある公園を抜け、町のあちこちに立つ幕末から明治にかけての偉人たちの銅像や記念碑を見ながらの取材です。L1020402 最後、天文館の近くにあるフランシスコ・ザビエル公園に行くと、そこには凛々しい顔つきをしたザビエルの像がありました。公園の向かい側には教会もあります。ほんの数日前プラハのカレル橋で見たザビエルの銅像と引き比べながらじっくり見てみると、なんだか不思議な気持ちになりました。

おもしろかったのは、天文館から空港に行くバスで、空港到着の直前、道路に「チェコ村」と記された看板を見つけたことです。「なんでまた、こんなところにチェコがあるわけ? ひょっとしてザビエルつながりか?」と思ったのですが、横にすわっていた家人が、つい最近使い始めたスマートフォンでインターネットにアクセスして調べ、画面を見せてくれました。それによると、「焼酎を中心とした鹿児島の文化と、チェコのピルスナービール文化を融合させた鹿児島空港至近のテーマパーク」だそうで、中では、焼酎、チェコのビールはもちろん、チェコ料理も楽しめるとのこと。これはぜひ一度、足を運ばなくてはとメモしたしだいです。

行くところ行くところ、なぜか不思議につながっていることに驚きを覚えるとともに、やはり、何を取り上げるにしても、実際、現地におもむき、しかも注意深く観察することの大切さを思い知らされました。市内から空港へ行くバスなどというのは、普通は格好の居眠りチャンスなのでしょうが、私はそういうことはしない、というかできない気質なのです。何も見逃さない、聞き逃さない──これからもこの鉄則は守っていこうと思います。

それにしても、天文館の一角にある黒豚専門店で食べた豚カツは絶品でした。黒豚のカツに真っ黒なソースがかかっているのですが、こればかりは、その見た目に驚き、きっちり写真に撮りました!

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