2016年3月21日
昼過ぎに成田を出発するオーストリア航空の便(ウィーン乗り継ぎ)でミラノまでの旅がスタート。ウィーンまでは11時間30分とのことでしたが、偏西風が弱かったのでしょう、予定より30分ほど早く着きました。
この航空会社の機内食はとてもユニークで、私も家人もとても気に入っています。メニューではなく、そのサービスがです。コックのいでたちをした男性が食事を運んでくるのです。いかにも、「私が作ったんですよ」とアピールしているかのような印象を受けますが、実際は、客室乗務員が扮装しているのでしょう。でも、「おいしい」「さすが」などとついつい思い込まされてしまいます。秀逸なのは食後のコーヒーで、10種類ほどあります。コーヒーだけを紹介した別メニューがあるくらいですから、本格的ですよ。
ウィーンでの乗り継ぎは約2時間。どこの空港にいても、タバコを吸える場所はどこか、四方八方に注意を向けながら歩くのが私の習慣なのですが、なかなか見つかりません。ミラノ行きの便のゲートまでたどり着いたものの、スモーキングルームがあったのはその100メートル以上先でした。しかも、そのすぐ近くまで行かないと、案内表示すらありません。それでも蛇の道はヘビで、スモーカーが引けも切らずに入ってきます。私も10数時間ぶりの一服を味わうことができました。
ミラノの空港から市内まではバスで小1時間。中央駅近くのホテルにチェックインしたのは夜9時前です。今回は、私たちとしては珍しく5つ星のホテル。ミラノは昨年おこなわれた万国博の影響でしょう、ホテルの宿泊料が上げ止まりしているようで、選ぶのにかなり苦労しました。にもかかわらず5つ星のところを選んだのは、予約を入れるときによく利用している「ホテルズドットコム」の無料宿泊ポイントがたまっており、その一部を充当することができたから。そんなことでもなければ、5つ星のホテルなど、とても泊まれません。
そもそも、今回の航空チケット(往き=成田→ウィーン→ミラノ+帰り=ローマ→ミュンヘン→羽田)も、マイレージ特典による無料チケット。私たち2人はANAのマイレージがメインで、今回もANAと同じスターアライアンスに属しているオーストリア航空とルフトハンザ航空の組み合わせにしたことで、帰りも羽田着の便を選べたのです。
ホテルはさすが5つ星。まず、建物自体、いかにもという威厳を感じさせます。「こんな立派なところにしたの?」と家人も心配そうな顔でたずねてきましたが、事情を話すとほっとした様子。チェックインも丁寧な対応で、安心感できます。ただ、「朝食はついておりません。もしお望みならお一人様41€で、1回奥のレストランでどうぞ」との案内にはびっくりしました。部屋は希望どおり喫煙OKでしたし、何より広いのがうれしいですね。というわけで、初日から心地よく眠りに就くことができました。